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ECU問題はレッドブルの過失とマクラーレン

2013年03月21日(木)11:15 am

F1オーストラリアGP(17日決勝)におけるマーク・ウェバーのトラブルの原因はマクラーレンにあるとするレッドブルの主張に対し、マクラーレンが反論している。

スタートで大きく出遅れた上に、KERS(運動エネルギー回生システム)にも問題を抱えた状態で走ることを余儀なくされたウェバー。この件に関してレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「なぜECUが作動しなかったのかをマクラーレンに問いただす必要がある」としていた。

現在すべてのF1チームはマクラーレンの子会社であるMES(マクラーレン・エレクトロニック・システムズ)が製造した共通のECUを使用することが義務付けられている。しかし、2014年から導入されるV6エンジンに対応させるために同社が劇的な仕様の変更を進めているせいもあってか、シーズン前テストにおいてもこのECUの不具合に悩まされるチームが続出していた。

イギリスのメディア『PA Sport(PAスポーツ)』上で、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ホーナーの批判を耳にしたときは「落胆した」と話した。

そしてウィットマーシュは「その問題がハードウエアやバイオスに由来するのであれば、弁解の余地はない」と前置きをしたのち、以下のように続けた。

「ただどのようにセットアップするかによっても、ECUに問題が発生する可能性は十分にある。もちろん、それに関しても綿密な調査をするつもりだがね」

「もしもわれわれの過失だった場合、それは大きな失望となることは疑いようもない。というのもF1、NASCAR、インディカーというカテゴリーにおいて、われわれはこれまで問題を起こしたことはなかったからだ。そしてこの記録はわれわれの誇りなんだ」

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