アウディ・ジャパンは、一部仕様、装備を変更した新型「R8」を4月10日(水)に発売する。価格は1,720万円から2,339万円までとなる。
R8は、ル・マン24時間耐久レースをはじめとする世界のレースで数々の勝利を遂げているアウディのレーシングカーの遺伝子を与えられた量産スポーツカー。アウディスペースフレーム(ASF)採用の軽量アルミボディーに FSIガソリン直噴エンジンをミッドシップに搭載することで、フロント43%、リヤ57%という理想的な重量配分が実現された高性能モデルとなっている。
クーペとスパイダーの2種類のボディースタイル、4.2リッターV8(316kW[430ps])と5.2リッターV10(386kW[525ps])の2種類のエンジンが用意され、トランスミッションの組み合わせにより全部で5グレードがそろえられる。いずれのモデルにも新しい7速Sトロニックや、最新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステムなどが組み合わされ、スポーツカーとしてのロードパフォーマンスと、さまざまな状況下での高い安全性を実現している。
また、従来のRトロニックシーケンシャルギヤボックスに代わり、素早い変速動作とダイレクトな動力伝達を可能とする新開発の7速Sトロニックトランスミッション搭載モデルが設けられた。この新開発ミッションにより0-100km/h加速タイムは先代に比べ0.3秒短縮され、マニュアルトランスミッションをもしのぐ加速性能、および省燃費性能を実現している。
エクステリアでは、新デザインのシングルフレームグリルを採用。仕上げは光沢ブラックで、V10モデルでは支柱部分に繊細なクロームストリップが施される。フロントバンパーのデザインも見直され、ラジエーターとブレーキに冷却気を導くエアインテークに3本のクロスバーが設置されたのが「R8」モデル共通の特徴となっている。さらに、新形状のLEDヘッドライトやリヤコンビネーションランプが採用されたほか、ドアミラー、ディフューザー、エグゾーストパイプなど細部の形状も変更され、リヤのR8バッジも一新された。
また、スパイダーの油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロスが採用され、フレームはアルミニウムと鋳造マグネシウム、トップコンパートメントカバーはCFRP製とされた。これによりトップの重量はわずか42kgとなり、軽量化と低重心化に貢献している。開閉に要する時間は19秒で、時速50km以下であれば走行中の操作も可能となる。
インテリアでは、センターコンソールまわりにハイグロスブラックパーツが配されたほか、パワーウインドウスイッチなどにはアルミニウム調パーツを採用、シフトパドルも新形状となり、より操作性と質感が高められた。機能部品ではブレーキシステムにも変更が加えられ、より放熱性に優れたウェーブブレーキディスクを搭載。新しいロゴを配したブラックキャリパーも装備されている。
<「R8」のモデル/エンジン/トランスミッション/価格>
クーペ4.2FSIクワトロ/V型8気筒4.2リッターDOHC/6速マニュアル/1,729万円
クーペ4.2FSIクワトロ/V型8気筒4.2リッターDOHC/7速Sトロニック/1,799万円
クーペ5.2FSIクワトロ/V型10気筒5.2リッターDOHC/6速マニュアル/2,049万円
クーペ5.2 FSIクワトロ/V型10気筒5.2リッターDOHC/7速Sトロニック/2,119万円
スパイダー 5.2FSIクワトロ/V型10気筒 5.2リッターDOHC/7速Sトロニック/2,339万円
※駆動方式はいずれもクワトロ(フルタイム4WD)
※ハンドル位置はいずれも左右選択可
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