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F1タイヤをめぐる状況は「根本的に間違っている」とラウダ

2013年03月20日(水)10:58 am

かつて3回F1チャンピオンに輝き、現在メルセデスAMGの非常勤役員を務めるニキ・ラウダが、ピレリとFIA(国際自動車連盟)はタイヤによってファンを混乱させていると非難した。

「タイヤをめぐる状況は、まったく馬鹿げているね」とラウダはドイツ『Bild(ビルト)』紙に語った。

「人為的にピットストップの回数を増やすのは、間違っている」

「ピレリにとっては、どうしようもないことなんだろう。ただFIAに命令されたことをしているだけなんだから。だが、今ではレースの9割の時間、何が起きているのか誰にも理解できなくなっている」

2013年F1開幕戦オーストラリアGPでは、ポールからスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が3位で終わったのに対し、ピットストップの回数を1回少なくしたキミ・ライコネン(ロータス)が、7番手スタートから優勝を果たした。

タイヤの影響がこれまで以上に大きい現在の状況は、ファンにとって分かりにくいとラウダは話している。

「私は(メルセデスAMGの)エンジニアに聞くことができるからいい。ファンはそれができない。しかも、チームの人間ですら混乱しているんだ」

「タイヤがこんなに軟らかいのは、F1にとって良くない。ファンは、ピットストップが2回以上あるのかどうか分からないんだ。方向が根本的に間違っている」

これに対し、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、こう反論している。「多くのファンは、レースが以前よりエキサイティングになったと思うと言っている」

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