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ライコネン「うまくいけばいい週末になる」

2013年03月19日(火)17:23 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる第2戦F1マレーシアGP(3月24日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:セパンのサーキットについて一番の思い出は何ですか?

ライコネン:マレーシアGPは、過去にはいいときも悪いときもあったよ。何度かひどいレースをしたこともあるけど、このサーキットでは3度勝ったことがある。僕のF1で初優勝も含めてね。だから、最初に勝利をあげ、そこからすべてが始まったサーキットに戻るのはうれしいよ。2003年のマレーシアGPで初優勝を手にしたことは忘れられないと思う。

Q:初優勝を飾った地ということは、あなたにとって特別な場所だという意味を持ちますか?

ライコネン:サーキットが僕にとって、より重要だと言うつもりはないよ。そういう意味で特別ということじゃないんだ。でも、レースをするにはすごくいいところだよ。僕は好きだし、シーズン序盤に暑い中で戦わなければならないのは常に最高レベルの挑戦になる。それに、ここも週末を通じて雨になりやすいサーキットだ。だから、いつも雨の可能性を念頭においてプログラムを考えないとならないしね。

Q:シーズン最初のレースで勝ったということは、あなたがタイトル争いのトップに立ったということですが、シーズンを始める上でかなりいいスタートになったのでは?

ライコネン:気分はいいけど、まだ1レース終わっただけだからね。それによって僕たちの目標や、今シーズンに向けての姿勢が変わるわけじゃない。優勝できたことはもちろんうれしいけれど、タイトルを獲得するためにはまだやらなくてはならないことがものすごくたくさんある。アルバート・パークでのクルマの調子は良かったから、次のレースでも同じようにうまく機能してくれるといいね。

Q:開幕戦で勝利できたということは、より重要な意味を持ちますか?

ライコネン:勝利は勝利だよ。シーズンのどの時期で勝とうが、それはあまり関係ないさ。もちろん、ずっとフルスピードで走り続けなくてもよかったことには満足しているよ。それはいい兆候だし、僕たちにとってはいいレースだった。でも、言ったように、マレーシアでは全く違う展開になるかもしれない。だから飛び上がって喜ぶほどでもないし、余計にうれしいということもないね。

ライコネン:シーズンは長いし、すべてのレースを終えた後でトップに立っていたいと思うけど、そのためには厳しいシーズンを送ることになるだろう。オーストラリアではすべてがうまくいった。週末を通じてクルマにも何の問題も発生しなかったし、クルマの調子もずっとよくて、チームもうまくやってくれた。多分、シーズン前公式テストでは僕の周回数はほかの誰よりも少なかったと思うし、そういう意味ではあまりいい形で冬を過ごせたわけじゃないのに、このような形で戻ってこられたのは良かったよ。

Q:マレーシアに向けての抱負は?

ライコネン:違う場所だし、かなり気温も高くなるから、クルマがどういう感じになるのか分からないし、たった1レースを終えただけだから、誰が一番速そうかということも分からないよ。誰がどんな位置にいて、どんなふうに展開しそうかということが本当に見えてくるまでには、2レースか3レースしてみないと分からないと思う。マレーシアでは多分また雨が降るんじゃないかと思うけれど、違うサーキットだし、コンディションも違ってくる。僕たちのクルマは、少なくともオーストラリアでは調子が良かったし、いつも気温の高いコンディションでは調子がいいんだ。少なくとも昨年はそうだったよ。だから、うまくいけばまたいい週末を迎えられると思っている。

Q:チームはこの勢いを持続できると思いますか?

ライコネン:昨年も、僕たちのチームが規模の大きなチームの開発力についていけるのかという大きな疑問があったけれど、それに失敗したとは思っていない。もちろん、それは簡単なことではないけれど、僕たちにはそれをやり遂げるだけの人材や機材があるのは間違いないと思っている。予算は常に大きな要素だし、僕たちにはフェラーリやレッドブル、あるいはメルセデスと同じような資金があるわけじゃない。もし僕らがもっとスポンサーを抱えていれば、それらのチームと戦う上でもっとチャンスも出てくるはずだよ。

ライコネン:シーズンは長い。いろんなことをうまくやれば、うまく進展してゆくだろう。でも、ひとつのことでシーズン全体が変わってしまうこともある。いくつかのことをちょっとしくじっただけで、風向きが変わって一気に下降線をたどることもあるんだ。だから、通常のことをしっかりやらないといけない。昨年僕たちがやったようにね。新たなパーツのために十分な努力を注ぎ、もしそれらが満足できるものであれば、それを利用するし、もしそうでなければもっと詳しく調べるようにしないとならない。でも、言ったように、ここまでのところはうまくいっているし、これを続けていけない理由なんてないよ。

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