F1開幕戦オーストラリアGPを制したキミ・ライコネン(ロータス)は、チームがこのままのペースを保ち続けられるかどうか疑問だという。
オーストラリアでは、名門フェラーリのフェルナンド・アロンソと、3年連続チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を押さえてチェッカーを受けた。
予算の面では、フェラーリとレッドブル、そしてマクラーレンやメルセデスAMGがロータスを上回っている。マシンの開発が日々ものすごいスピードで行われる現在のF1でこのペースを続けられるかと聞かれると、トップチームでの経験も多いライコネンは心配な様子だった。
「優れたスタッフも、必要な道具もそろっているよ。でも、お金の部分が大きいんだ」
ベネトンからルノーと続いた「勝てるチーム」の系統を継ぐロータスに足りないのは資金だけだとライコネンは考えている。
「フェラーリやレッドブル、そしてメルセデスのような予算はないけれど、ある予算で良い結果を出せることは去年証明できたと思う。もちろん、簡単なことではないけどね」とライコネンは付け加えた。