F1オーストラリアGPのCEOアンドリュー・ウェスタコットが、アルバート・パーク(メルボルン)での夜間レース開催にダメ出しをした。
要望は根強い。先日行われたバルセロナ合同テストのパドックでも、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、それにクリスチャン・ホーナー(レッドブル/チーム代表)が主催者に夜間照明の設置をプッシュしていた。設備さえ整えれば、将来的に夜間レースも可能になるというのだ。
長年にわたって照明をリクエストしているのがもうひとり、それはF1最高権威者のバーニー・エクレストンである。ヨーロッパのテレビ視聴者に合わせて、開幕戦をもっとよい時間帯に生中継したいという考えだ。
これに対してウェスタコットは『Speed Week(スピード・ウィーク)』に、こう語った。「いったい、どうやって取り付ければいいんだ?」
「市民の憩いの場である公園に、巨費を投じて照明を整備するなんてできない。しかも、ただコース上を照らせばよいという訳じゃない。公園全体を明るくしろというんだ」
「とても考えられない」とウェスタコットは締めくくった。