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F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年03月15日(金)16:30 pm

2013年F1開幕戦オーストラリアGPが3月15日(金)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で開幕。現地時間16時30分(日本時間14時30分)からフリー走行2回目が行われ、1分25秒908でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温23℃。路面温度36℃。湿度は45%。秋が深まるメルボルン、16日(土)はにわか雨の予報が出ていて、17日(日)の決勝を前にドライで走れるチャンスは、フリー走行2回目が最後になるかもしれない。午前中の1回目では、各チームともミディアムタイヤ(プライム)の走行に終始した。まだ試していないスーパーソフト(オプション)の感触をしっかりと確かめたいところだ。

なお、2013年からF1のタイム計測は、あのロレックスが担当している。風向きは午前中と変わらず、メインストレートでほぼ追い風。ただし路温はやや下がり気味。グリーンランプ点灯と同時に、各車コース上へ。タイヤはいずれも新品のミディアムタイヤを装着していると思われる。午前中のベストタイムは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がミディアムでマークした1分27秒211だった。

開始8分、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が第一コーナーでやや姿勢を乱す。僚友ルイス・ハミルトンが、1分27秒882でまずはトップ。これをキミ・ライコネン(ロータス)が1分27秒606で上回る。

開始12分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分26秒604でトップを奪回。チームメートのマーク・ウェバーは1分27秒357で3番手。レッドブルは昨年と比較してシーズン出だしから順調に見える。アルバート・パークは、この段階で風が巻き気味に吹いているようだ。かなりのマシンが各所で姿勢を乱す。

開始20分過ぎ、ほぼ全車がいったんピットイン。フェラーリの2台はそのスキを狙ってコースイン、重い燃料タンクで走行を始めた。フェルナンド・アロンソが1分27秒486で5番手、フェリペ・マッサは1分27秒512で6番手の位置につける。

最初にスーパーソフトを履いて出たのはウィリアムズの新人バルテリ・ボッタスだ。開始24分、タイムを1分30秒306から1分29秒386に上げてきた。開始27分、マッサが1分26秒942で3番手浮上。

開始29分、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)が第3コーナーのランオフエリアでコース外に飛び出てストップ、マシンを降りた。リアブレーキが突然ロックしたという。セッション前半で離脱は痛い。

フェラーリ勢がピットに入ると、その他のチームがセッション2度めの走行開始。ところが、ハンドリングが不安定なマシンがちらほら。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュによると、ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスの二人ともグリップ不足を訴えているようだ。この時点で順位は、バトンが1分28秒404で9番手、ペレスは1分28秒566で11番手。

セッション残り44分、アロンソがスーパーソフトにスイッチ、1分26秒748を刻んだ。この時点で順位はトップが1分25秒172でウェバー。2番手1分26秒274でベッテル。3番手1分26秒361でライコネン。4番手アロンソ、5番手1分26秒776でハミルトン。6番手1分26秒855でマッサ。ハミルトン以外はいずれもスーパーソフトを履いている。

残り37分、ロズベルグが1分26秒322で3番手へ。残り36分、ベッテルが1分25秒台に突入、トップに踊りでたが、無線でKERS(運動エネルギー回生システム)の不調を報告している。小林可夢偉が抜けたザウバー。エースのニコ・ヒュルケンベルグは1分28秒187で10番手、新人のエステバン・グティエレスは1分28秒772で15番手、ここまで無難に走行中だ。

トップタイムを出してピットに入っていたベッテルが、残り24分で再びコースイン。残り23分、ロメ・グロジャン(ロータス)が1分26秒680でライコネンのすぐ後ろ、5番手につける。残り20分で順位はトップがベッテル、2番手ウェバー、3番手ロズベルグ、4番手ライコネン、5番手グロジャン、6番手アロンソ、7番手ハミルトン、8番手マッサ、9番手エイドリアン・スーティル、10番手ヒュルケンベルグ。

あす以降、レッドブルとフェラーリを核に、ロータスとメルセデスAMGが勝負に絡んできそうな展開。そんな中、まったく目立たないのがマクラーレン。バトン11番手、ペレスは13番手に低迷している。直線の最高速はトップレベルだが、コーナーが遅い。問題はマシンとタイヤのマッチングか。

セッション残り10分、全車が最後の走行に入った。上位はミディアムタイヤに履き直したマシンも多い。残り7分、ハミルトンが第8コーナー先で外側にコースアウト、マシンをバリアにヒットさせてしまった。残り5分には、ロズベルグがサーキット裏側の高速セクションでストップ。無線でギアボックスの問題が報告された。メルセデスAMGにとって嫌な展開だ。

現地時間午後6時にチェッカーフラッグが振られた。中古タイヤで走っている以上、もはやタイムアップは望めない。

順位はトップが1分25秒908でベッテル。2番手1分26秒172でウェバー。3番手1分26秒322でロズベルグ。4番手1分26秒361でライコネン。5番手1分26秒680でグロジャン。6番手1分25秒748でアロンソ。7番手1分26秒772でハミルトン。8番手1分26秒855でマッサ。9番手1分27秒435でスーティル。10番手は1分28秒187でヒュルケンベルグだった。

マクラーレンはバトンが11番手、ペレス13番手に終わった。

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