F1復帰のスーティル「新たな始まり」
フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、メルボルンのアルバート・パークで開催される今季の開幕戦であるF1オーストラリアGP（3月17日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：サハラ・フォース・インディアに戻ってきましたが、チームに再び溶け込むのは簡単でしたか？
スーティル：すべてのことが急激に進んだけれど、チームからは暖かい歓迎を受けたし、うれしそうな顔をした、慣れ親しんだ面々と再び会えたのはうれしかったよ。チームが成長したのは間違いないね。でも僕はかつて僕を担当していたエンジニア（ブラッド・ジョイス）とまた一緒に仕事をしているし、このチームにいると家に帰ってきたように感じられるよ。新たな始まりだし、僕にとっては2度目のF1でのチャンスだから、この機会を最大限に生かすつもりさ。
Q：あなたは1年間F1から離れていました。F1のリズムにまた慣れるのは簡単でしたか？
スーティル：2012年は興味深い年だったよ。F1から離れた生活を経験することができたし、いろんな意味で新たな視野を広げてくれたからね。そのことは、僕が人間として成長することに役立ったと思うし、結果として精神的にもっと強くなれたと感じている。新鮮な気分で、やる気にも満ちていて、今シーズンに向けての準備も整っているよ。バルセロナで最初にまたF1カーに乗ったときには自然な感じだった。F1から離れていたとは思えないくらいだった。すぐにスピードにも慣れたし、ハードに攻めることだってできたよ。
Q：今週末のレースに向けては、どのような目標を描いていますか？
スーティル：テストでクルマに乗ったのはたった3日だけど、すでにとても快適に感じているんだ。クルマは運転しやすいし、バランスがいい。タイヤに関することなど、もっと理解すべきことがたくさん残ってはいるけれど、すでにいい状態になっているよ。今週末の目標を定めるのは難しいけれど、今シーズンに向けての僕の目標は、2011年のときよりもパフォーマンスを改善して、何度か表彰台に上ることだ。だからうまくシーズンを始める必要があるし、上位をめざし、チャンスを生かしていかないとね。
