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2013年のF1ピレリタイヤは昨年より長持ち?

2013年03月13日(水)14:23 pm

ハイメ・アルグエルスアリは、今シーズンのF1ピレリタイヤが昨シーズンより優れていると語り、2013年仕様のピレリタイヤに対する批判を一蹴してみせた。

冬季テスト中のパドックでは、極端な性能低下が見られたピレリタイヤに関する懸念の声があちこちで聞かれた。そのため、今季開幕戦F1オーストラリアGP(17日決勝)では、タイヤ交換のためのピットストップが10回必要になるとまで言われていた。

ピレリのテストドライバーを務めるアルグエルスアリは、オーストリアのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』に昨シーズンと今シーズンのタイヤには「大きな違いがある」と性能の差を認めたものの、その内容は「今年のタイヤのほうが長持ちし、効率がいい」という大方の予想とは反対のものだった。

「私たちは、昨シーズンより格段に安定したタイヤを目にすることになるだろう。でも、だからといって1回のピットストップでレースが決まると言っているわけではない。今回、すべてのコンパウンドが1段階柔らかくなっているからね」とアルグエルスアリは加えた。

現に、ピレリの新しいタイヤが開幕前テストの行われたスペインのサーキットでうまく機能しなかったのは、ただ単に低すぎた気温のためという認識が今では定着している。

「ならば、タイヤの評価をするのはまだやめておこう」と笑いながら話すのは、過去4度F1王者に輝いたアラン・プロストだ。

「少なくとも、みんなが同じ条件なわけだから、おもしろいレースになるだろう」とプロストは『sports.fr』に述べた。

ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、気温がかなり高くなることが予想されるオーストラリアでは、何もかもが違ってくるだろうとこれまで繰り返し述べてきた。

しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・ シュポルト)』誌の記者トビアス・グルーナーは、ヘンベリーがおそらく、今週末の天気予報をまだチェックしていないのではないかと指摘する。予報によると、予選の行われる16日(土)と決勝の17日(日)は20度を下回り、にわか雨の降る可能性がある。

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