NEXT...F1開催スケジュール

グロジャンのF1キャリアを救った人物は?

2013年03月13日(水)12:23 pm

ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、昨年末にロメ・グロジャン(ロータス)のF1キャリアを救うため個人的に介入したことを認めた。

グロジャンは2009年シーズン途中、当時のルノーからF1デビューを果たしたものの、翌年はシートを喪失。昨年F1復帰を果たしたが、スタート直後に他車と接触する事故を何度も起こし、第13戦イタリアGPでは、前戦のベルギーGPで大クラッシュを引き起こしたとして出場停止処分を受けた。そのためロータスは昨シーズンでグロジャンの放出を考慮していると公に認めていた。

しかし、同じフランス出身でグロジャンのマネジメントもしているブーリエは、グロジャンが激動のシーズンを送ったと認めつつ、もう一度チャンスを与えるべきという考えだったと話している。

「世界最速のドライバーになれる才能に恵まれた若者なんだ」とブーリエは『Le Figaro(フィガロ)』紙に話した。

「しかし、多くのミスは許されない妥協のない世界だ。彼はまだ学ばなければならない。それもすぐにだ」

「私がいなければ、彼は今ここにいなかっただろうと思う」

グロジャンは、2回目のチャンスを与えてもらったことをよく自覚している。「3回目だ。2009年のデビューを入れればね」とグロジャンは言い、昨年のミスを簡単には水に流してもらえないかもしれないことも分かっていると話した。

「グリッドにつけるドライバーはたった22人で、競争はとても激しい」

「この冬、マネジメントと話し合って、守るべき目標を提示された。今は、信頼を裏切らないために何をすべきか分かっているよ」

グロジャン自身も、ブーリエが自分のキャリアのために大きな役割を果たしたことを認めている。

「お互いに信頼している。でも、向こうはボスだ。だから、僕をずっとかばい続けるわけにはいかないんだ」とグロジャンは笑顔で話した。

「ここに残れるように、いろいろやってくれたことはよく分かっているよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック