ザウバーから今年マクラーレンに移籍したセルジオ・ペレスが、有力F1チームならではのプレッシャーを感じている。
ザウバーではたびたび表彰台を獲得し、周囲を驚かせたペレス。メルセデスAMGにくら替えしたルイス・ハミルトンに代わって、今やマクラーレンの一翼を担うまでになった。
マクラーレンも出展しているジュネーブモーターショーで同社のPRに一役買ったペレスは、『Speed Week(スピードウィーク)』へ次のように話す。「もちろんプレッシャーは大きくなったよ」
「でも、別に平気さ」
「重圧に耐えられないようでは、マクラーレンと契約するのは間違いだ」
この冬の合同テストを見守ったF1関係者のほとんどは、ペレスの走りにムラがあったと感じている。特に、タイヤの大幅な性能低下と2013年型車MP4-28への適応に悩んだのだ。
「もちろん、もっと多くの情報を収集してから開幕戦オーストラリア(17日決勝)に臨みたかったよ」
「何日か寒くて、マシンを学習するのがひと苦労だった」
「でもピットレーンを見回してごらん。テストが順調だったなんて人はひとりもいないよ」
「結局、条件はみんな同じだ。僕らだけが不利なわけじゃない」