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ビアンキ、マルシャに「ふたつ返事でイエス!」

2013年03月06日(水)9:53 am

フォース・インディアのレースドライバーに手が届かなかったものの、最終的にマルシャのシートを獲得したジュール・ビアンキは、2013年もフォース・インディアのリザーブドライバーとしてシーズンを過ごす覚悟を決めていたと打ち明けた。

昨シーズン、フォース・インディアのリザーブドライバーを務めたビアンキは今季、レースドライバーへステップアップするものとみられていたが、最後のシートはエイドリアン・スーティルの手に渡ってしまった。ビアンキはフランスの『Sport24(スポール24)』に「正直、もう終わったと思った」と述べた。

「そうしたら、ルイス・ラジアがマルシャのシートを失った話が出てきた。でも、僕は頭の中で自分に言い聞かせていたんだ。リザーブドライバーとしてもう1シーズン送ろうってね」

「この(マルシャの)シートの候補に自分の名前が挙がっていたのには、正直とても驚いたよ」

フォース・インディアがスーティルを選択したときの心境を振り返りながら、ビアンキは続けた。

「悪い知らせが僕の元へ届いた。フォース・インディアにはいられるけれど、リザーブドライバーとしてってね」

しかし、「もう一歩前進できるだけのことはしてきた」との自負があったビアンキは、土壇場で見事にマルシャのシートを獲得。来週末にはマルシャのチームメートであるマックス・チルトンをはじめ、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)やギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)らF1デビューを果たすライバルたちとF1の2013年シーズン開幕戦オーストラリアGPを迎える。

念願のレースドライバーになった実感はあるかと聞かれたビアンキは、「まったく無い!」と答えた。

「(オーストラリアGPの行われる)メルボルンで自分がグリッドにいるなんて想像できない。カートをやっていた小さい頃から、F1を目指してきた。この状況を理解できるまで、しばらく時間がかかりそうだよ」

マルシャからシートをオファーされたときの様子を聞かれると、「ふたつ返事でイエス!って答えた」と打ち明けた。

「交渉が行われていたことは知っていたけれど、まさか本当だとは思っていなかった」

「僕のマネジャー、ニコラ・トッドがこの件で非常に尽力してくれた。それにいまの僕があるのは、スポンサーであるフランスの自動車レース連盟とフェラーリが後押ししてくれたおかげ」とビアンキは感謝した。

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