ポルシェ・ジャパンは、3月5日(火)に開幕したジュネーブモーターショーのプレスデイにおいてワールドプレミアを果たした新型「911GT3」の予約受注を、3月12日(火)より開始すると発表した。価格は1,859万円。
911の誕生から50周年を迎える節目の年にデビューを果たした新型911GT3は、エンジン、トランスミッション、ボディー、およびシャシーが一新され、パフォーマンスが大きく向上。最高出力は475PS(350kW)、最高速は時速315kmに達し、0-100km/hはわずか3.5秒で到達する。
また、ポルシェの市販車として初めてアクティブ・リアホイール・ステアリングやフルLEDヘッドライトなどが装着され、向上したドライピンクダイナミクスと、洗練された実用性を併せ持つ、よりエモーショナルなスポーツカーとなっている。
新型911GT3のパワートレインは3.8リッター水平対向6気筒エンジン、ポルシェ・ドッペルクップルング(7速2ペダルMT)、および高いトラクションを生み出す後輪駆動で構成される。エンジンは911カレラSのエンジンをベースにしているものの共用している部品はごくわずかで、それ以外のコンポーネントは、クランクシャフトやバルブ駆動機構をはじめとして、GT3専用にチューニングまたは開発されたものだ。また、デュアルクラッチトランスミッションもGT3専用開発のものが採用されている。
さらに、新型911GT3にはポルシェとしては初となるアクティブ・リアホイール・ステアリングを採用。このシステムは、リアホイールを車速に応じてフロントホイールと逆または同じ方向に動かすことで、俊敏性と安定性を向上させるものだ。また、電子制御リアディファレンシャルとダイナミックエンジンマウントなどの新たなドライビングダイナミクス機能が採用されたほか、新開発のオールアルミニウム製サスペンションは、先代モデル同様に、車高、トー、およびキャンバーを調節することが可能となっている。足元にはセンターロックシステムを備える新しい20インチ鍛造ホイールが装着された。
<新型「911GT3」の概要>
エンジン:3.8リッター水平対向6気筒
最高出力:475PS(350kW)/8,250rpm
トランスミッション:7速PDK(7速2ペダルMT)
ハンドル:左
乗車定員:2名
車両本体価格:1,859万円
またポルシェ・ジャパンでは、2014年モデルの「ボクスター」シリーズおよび「カイエン」シリーズの受注も3月12日(火)より開始する。各モデルの価格は下記のとおり。
<「ボクスター」および「カイエン」2014年モデルの価格>
モデル/ハンドル位置/価格(トランスミッション)
ボクスター/左・右/596万円(6速MT)・643万円(7速PDK)
ボクスターS/左・右/740万円(6速MT)・787万円(7速PDK)
カイエン/右/774万円(6速MT)・821万円(8速Tip-S)
カイエンS/左・右/1,065万円(8速Tip-S)
カイエンSハイブリッド/左・右/1,130万円(8速Tip-S)
カイエンGTS/左・右/1,268万円(8速Tip-S)
カイエンターボ/左・右/1,613万円(8速Tip-S)
カイエンターボS/左・右/1,977万円(8速Tip-S)