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ライコネンが食あたりでダウン/F1バルセロナ最終テスト3日目

2013年03月03日(日)13:14 pm

待ちに待った終日のドライコンディション。キミ・ライコネン(ロータス)が体調不良でダウンする中、この機会を逃さず2番手以降に大きな差をつけてトップタイムを記録したのは、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だった。

【結果】F1バルセロナ最終テスト3日目、各ドライバーのタイム、タイム差など
【写真】F1バルセロナテスト3日目(2013年3月2日)

2013年F1開幕前に最後となるテストは、2月28日(金)からスペイン・バルセロナのカタルーニャ・サーキットで始まった。しかし、バルセロナは悪天候に見舞われ、これまではドライタイヤでのテストが思うようにできなかった。だが、テスト3日目となる2日(土)は朝からドライ。このチャンスを逃すまいと、各チームとも精力的に周回を重ねていった。

この日が開幕前に最後のテスト参加となるハミルトンは、午前中に数周のみの走行を行うショートランを連続。4種類のうち2番目に軟らかいソフトタイヤを装着し、空力の確認やセットアップ変更を行いながら走行を繰り返した。午後には一度に多くの周回を走るロングランを実施し、空力やタイヤの摩耗具合を確認している。

2番手はフェリペ・マッサ(フェラーリ)。午前中は一定のスピードで走りながら空力パーツのテストやタイヤ比較を実施。午後はセットアップ変更や、レースを想定した実戦的なスピードでピットストップ練習を行い、最も軟らかいスーパーソフトタイヤでも走行。しかし、セッションが残りわずかとなったところで、走行中にホイールが脱落するトラブルに見舞われここで走行を終えた。

3番手はエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。ピットストップ練習を繰り返していたスーティルだが、この日だけでレース距離以上を周回。また、気温が高かったことでタイヤの性能低下を確認するのに最適なコンディションになったとテストを振り返っている。

ウィリアムズはパストール・マルドナードとバルテリ・ボッタスを走らせ、マルドナードが4番手、ボッタスが5番手になった。この日は、ボディーワークの根本的な部分で改良パーツを投入し、テストを行っていた。

6番手のエステバン・グティエレス(ザウバー)は、午後にレースシミュレーションを行ったものの、水漏れによって中断。レッドブルは夜の間にクルマを交換していたことから、この日は走行開始が遅れた。しかし、走行したマーク・ウェバーは多くのことを学べたと語り、7番手でテストを終えた。

8番手はセルジオ・ペレス(マクラーレン)。9番手はジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)が入っている。

ロータスでは、キミ・ライコネンが走行する予定だったが、食あたりが原因とみられる体調不良のため、急きょチームメートのロメ・グロジャンと控えドライバーのダビデ・バルセッキが走行。グロジャンが10番手、バルセッキが11番手になった。

12番手は、マルシャでの初テストになったジュール・ビアンキ、ケーターハムのギド・ヴァン・デル・ガルデが13番手だった。

バルセロナでのテストは3日(日)まで行われ、17日(日)にはいよいよF1開幕戦オーストラリアGPが決勝を迎える。

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