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ラジアの代わりにコバライネン急浮上

2013年03月02日(土)9:47 am

一度は絶たれたヘイキ・コバライネンのF1キャリアだが、ひょんなことから今シーズンもF1に参戦できる可能性が浮上してきた。

ルイス・ラジアは今季、マルシャから念願のF1デビューを果たす予定であったが、スポンサーからの持参金が振り込まれず、シート喪失の危機が伝えられた。そんな中、ケーターハムを放出されたヘイキ・コバライネンがマルシャと話し合いを行ったと報じられた。

フィンランドのテレビ局『MTV3』は、コバライネンがマックス・チルトン(マルシャ)のチームメートになる可能性が高いと報じている。

また、F1開幕前の最終テストが現在行われているバルセロナのパドックでは、ラジアがマルシャの走行を担当することはないとみられており、他の複数のメディアもコバライネンのマルシャ入りを予想している。

『MTV3』の解説者オスカリ・サーリは、「はっきりするまで、何も決定ではないが、話し合いが行われていることは事実だ」と述べた。サーリはさらに、コバライネンがマルシャの2013年型車MR02を2日(土)にテストする可能性が高いと加えた。

イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』は、コバライネンがすでにマルシャのファクトリーでシート合わせを終え、無給で2013年シーズンの走行を担当すると申し出ていると伝えている。

マルシャのスポーティング・ディレクターを務めるグレアム・ロウドンは、「チーム全体にとってベストと思われることをしないといけない」と述べ、「変更があるならば、それはチームのため」とも語っている。

コバライネン以外にも、ナレイン・カーティケヤンとジュール・ビアンキも候補リストに名前が挙がっているとされる。

一方で、ロシア人ドライバー、ビタリー・ペトロフのマネジャーを務めるオクサナ・コサチェンコが28日(木)、バルセロナのパドックに姿を見せたことから、ペトロフがロシア国籍のマルシャ入りするのではないかとの憶測もある。

コサチェンコはしかし、「チーム内におけるロシアの存在感が薄れているのを目の当たりにしてきた」と『f1news.ru』に話した。

「ロシア人スタッフはほとんどチームを去り、(マルシャの株主で共同オーナーの)ニコライ・フォメンコはレースを観に行かなくなってしまった。現に、チーム内のロシア人はオーナーたちだけだ。今年、ビタリーはF1にはいません」とコサチェンコは断言した。

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