マクラーレンのテクニカル・ディレクターであるパディ・ロウは、新車MP4-28の発表会に欠席したが、2013年F1シーズンの開幕戦の舞台となるオーストラリアにも姿を見せない模様だ。
これまで、ロウについてはメルセデスAMGへの移籍のうわさがささやかれ続けていたが、『Guardian(ガーディアン)』紙は25日(月)に、ロウのメルセデスAMGへの移籍はすでに「決定している」と報じた。
ポール・ウィーバー記者は、「ロウは、2014年の大きなルール変更に対する監督をするため、そのうちチーム(メルセデスAMG)に合流するだろう」と伝えている。
ウィーバーによれば、ロウは今年いっぱいはマクラーレンとの契約下にあるが、マクラーレンの技術上の機密保護のために、いわゆる“ガーデニング休暇”に入ることになるだろうとしている。
メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンは、自らが職を追われることはないと少し前に主張していた。しかしウィーバーは、「メルセデスAMGが大幅な躍進を遂げない限り」、最終的には、そのうちロウがブラウンの職を引き継ぐことになると考えているようだ。