2回目のF1開幕前テスト2日目で最速タイムを記録したセルジオ・ペレス(マクラーレン)は20日(水)、チームメートのジェンソン・バトンがマクラーレン内で優位に立っていると認めた。
今季ザウバーからマクラーレンへ移籍を果たしたペレスは、スペインの『AS』紙に新チームへの順応具合を自己採点するよう求められ、「10点満点で言うと、6点か7点」と答えた。
ペレスは、マクラーレンとザウバーの「マネジメントスタイルと哲学」が根本的に異なると述べ、さらにはチームメートのベテランドライバー、バトンがマクラーレンの2013年型車MP4-28の開発に携わった強みを持っていると加えた。
「ジェンソンは、とても経験豊富なドライバーで、たくさんのことをクルマに吹き込んだ」とペレスは語っている。
「クルマはややジェンソン仕様に仕上がっているから、あとは僕がそれにどれくらい適応できるかになる。でも、(開幕戦の)オーストラリアを100パーセントで迎えられる自信はある」
「僕はマクラーレンに満足している。ずっとこのチームの一員になることを夢見てきたし、初日からチームの居心地が良かったよ」
マクラーレンはこれまで、コロンビア人ドライバーのファン・ パブロ・モントーヤやスペイン人ドライバーのフェルナンド・アロンソなど、ラテン系ドライバーとそりが合わないことが幾度かあった。しかし、メキシコ人ドライバーのペレスはマクラーレンとの関係にまったく不安を抱えていないようだ。
「毎シーズン、毎レース、異なるドライバーと異なる状況を戦っている。過去にマクラーレンでF1王者になったラテン系ドライバーもいる」
「国籍はあまり意味をなさない。いちばん重要なのは、整った環境の下で良いクルマを手にすること」
「今のクルマは、僕がこれまで慣れ親しんだものとはかなり異なるけれど、競争力がある」とペレスは自信を見せた。