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ブランドル「可夢偉らはチャンスを生かせなかった」

2013年02月18日(月)10:58 am

元F1ドライバーで現在は『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』で解説を務めるマーティン・ブランドルが、小林可夢偉が今シーズンもF1で走っていれば、素晴らしい走りも見せただろうとコメントした。

世界的な不況も影響し、近年のF1では豊富なスポンサー資金を持ち込んでシートを獲得する「ペイドライバー」が増えている。可夢偉も昨年限りでザウバーのシートを失ったが、スポンサー資金不足が大きな要因になったとされる。そんな中でブランドルは、経済的な要因で才能のあるドライバーがF1から閉め出されている状況を「悲しい」としながらも、それもF1の「ビジネスだ」と語った。

「(シートを失ったドライバーは)全員に活躍するチャンスがあった」とブランドルは『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』のF1番組で話し、ペイドライバーにシートを奪われたドライバーは自分たちのチャンスを生かせていなかったと指摘している。

「そう言うとちょっと厳しいように聞こえるかもしれないが、彼らには活躍するチャンスがあった」と、2013年にシートを失った可夢偉はじめ、ティモ・グロックやヘイキ・コバライネンらについて話した。

「私がF1から追い出されたときとまったく同じだ。チャンスはあった、それ以外にはない。大事なのはフレッシュな人材だ」

ブランドルはこう話し、今年のF1ルーキーが実力を証明しようとする姿を見るのを楽しみにしていると語った。2013年は、マックス・チルトン(マルシャ)、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)、ルイス・ラジア(マルシャ)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)らが新たに加わる。

「(ヘレス・サーキットでの第1回シーズン前テストで)グティエレスを見て、“どうなるんだろうか?”と思った」とブランドルは続けている。

「小林だったら、どうなるかだいたい予想がついた。時に素晴らしい走りをし、何度かすごい追い抜きも見せただろうが、それ以外は目立つ活躍をできなかっただろう」

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