ここまで3年連続でドライバーとチーム別の2タイトルを獲得しているレッドブル。チーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、先週スペインのヘレス・サーキットで行われた今年初めてのF1公式テストにおいて、ビッグ3と称されるレッドブル、マクラーレン、フェラーリ以外のチームのクルマからもっとも強い印象を受けたと語っている。
ホーナーは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、次のように述べた。
「ロータスとザウバーからもっとも強い印象を受けたよ」
「ほかのチームについてはまだ評価するのは難しいね」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記者ミハエル・シュミットは、新たにグレーのカラーリングが施されたザウバーの新車C32によって、テストの間、ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)の顔には笑みが絶えなかったと伝え、次のように続けている。
「現場で見ていた人たちによれば、高速コーナー区間ではC32が最高のクルマだったようだ」
また、スイスの『Blick(ブリック)』紙のベテラン記者であるロジャー・ブノワも、ヒュルケンベルグがザウバーの同僚たちに対して「このクルマはとんでもなく速いよ」と伝えたと書いている。
ロータスに関しては、ロメ・グロジャンとキミ・ライコネンのふたりのドライバーがどちらも、4日間のテストの間にそれぞれ1度ずつその日の最速タイムを刻んでみせた。
常に、にこやかな笑みを浮かべていることで知られるグロジャンだが、「とても驚いたよ」と『RMC』に語り、さらに次のように続けた。
「誰もが、僕が微笑んでいるのを見たと思うよ」