アウディ・ジャパンは、「TT RSクーペ」の一部装備、仕様を変更した新型「TT RSプラス・クーペ」を12日(火)に発売した。価格は890万円。
新たにTTシリーズのトップモデルとして登場したTT RSプラス・クーペは、TT RSに比べて最高出力は20PSアップの360PSに、最大トルクは15Nm高められ465Nmとされた。これに7速Sトロニックトランスミッションとクワトロ(フルタイム4WDシステム)が組み合わされることで、優れた高速安定性と操縦安定性を実現している。
0-100km/h加速タイムも4.1秒と、従来モデルよりも0.2秒短縮され、歴代TTトップの加速性能を実現。また、パワーアップと同時に環境性能も高められており、出力アップにもかかわらず、燃費は従来同様の10.0km/リッター(JC08モード)を達成した。
エクステリアには、ハイグロスブラックダイヤモンドデザインのグリルとマットアルミニウムのフレームを組み合わせたシングルフレームグリルや、カーボンのアウターを用いたエクステリアミラーを採用。リヤディフューザーインサートとオーバル形状の大口径のスポーツエキゾーストを組み合わせるなど、よりダイナミックで力強い専用デサインが採用された。
足下にはチタンルックの19インチ5アームローターデザイン・アルミホイール(255/35R19)を標準装備。また、エクステリアカラーには、従来モデルに加えて、新たにパンサーブラッククリスタルが追加設定された。
インテリアではナビゲーションシステムが最新世代に変更されている。Bluetooth対応で、スマートフォンとの連携機能を追加したDSRC(ITSスポット)対応のSDナビゲーションを採用。マルチファンクションステアリングホイールからのオーディオコントロールも可能となり、利便性も向上された。またシフトレバーには専用ロゴも配されている。
<「TT RSプラス・クーペ」の概要>
エンジン:2.5リッター直列5気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力:265kW (360PS) /5,500-6,700rpm
最大トルク:465Nm (47.4kgm) / 1,650-5,400rpm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)
ハンドル位置:右/左
価格:890万円