マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ケーターハムのシートを失ったヘイキ・コバライネンがF1にとどまれるよう働きかけたと認めた。
2008年と2009年にマクラーレンのレースドライバーだったコバライネンは、2010年に当時のロータス(現ケーターハム)へ移籍。小規模チームゆえに資金繰りが厳しいケーターハムは今季、豊富な経験を持つコバライネンに代ってじゅん沢な資金力を誇るとされるオランダ人ドライバー、ギド・ヴァン・デル・ガルデと契約を結んだことを先日正式に発表した。
コバライネンがマクラーレン時代にチームメートだったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、能力を高く評価されているコバライネンの代りに、豊富な資金力をチームに持ち込むことでシートを得るいわゆるペイドライバーを選択するチームのボスたちは「狂っている」と語った。
時を同じくして、マルシャと技術協力を結んでいるマクラーレンのチーム代表ウィットマーシュは、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に対し、コバライネンがマルシャのシートを獲得できるよう自ら働きかけていた事実を打ち明けた。
「私は5日(火)、マルシャのシート獲得を手助けできないかと思い、ヘイキと話をした」
しかし、残念ながらその直後、マルシャは今季マックス・チルトンのチームメートにルイス・ラジアを起用すると正式に発表した。