NEXT...F1開催スケジュール

F1のボス、小規模チームに招集

2013年02月08日(金)10:28 am

2010年間からF1に参戦し始めた新規参入のチームを含む、小規模チームの代表者たちが、F1ボスのバーニー・エクレストンがロンドンに持つオフィスに集まった。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、マルシャ、ケーターハム、フォース・インディア、ザウバー、トロ・ロッソの代表者が7日(木)にエクレストンの求めに応じて会合をもったという。

新規参入組のひとつHRTはすでにチーム消滅に追い込まれており、ほかの小規模チームも高給取りの実力派ドライバーよりスポンサーを持ち資金を持ち込める「ペイドライバー」を起用する傾向が顕著にあらわれている。エンジン規約が大きく変更となる2014年には、チームは新しいエンジンを購入しなくてはならず、今回召集された理由は、小規模チームの財政不安によるものではないかとみられている。

ドイツのメディア関係者ミハエル・シュミット記者は「厳しい状況だ」と話しているが、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは心配するそぶりを見せておらず、次のように語った。

「これまでもこのような局面には遭遇してきたし、F1は常にそこから脱してきた」

ブラウンの強気な発言に反して、F1が世界的な不況の影響を強く受けているのは確かで、シュミット記者はエクレストンとチームの会合について「まだ話し合うべき内容がある」と明かしている。

「エクレストンは小規模チームに、以前持ち上がったあの提案をした可能性もある。“カスタマーカー”という言葉がパドックのいたる所から聞こえてくるからね」とシュミット記者は語っている。

シュミット記者の読みが正しければ、ここ数年のF1で何度も話題に上がっているカスタマーカー、つまりチームオリジナルのクルマではなく、ほかのチームが設計したクルマを購入する参戦形態が現実のものになる日が来るかもしれない。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック