スペインのヘレス・サーキットで6日(水)、F1テスト2日目が行われ、ロメ・グロジャン(ロータス)がトップタイムを記録した。
現地からの報道や各チームのプレスリリースなどによると、グロジャンは午前中をトップで終えると、午後にも軟らかめのソフトタイヤを装着してタイムを更新。セッション終了直前にコース上で止まってしまったものの、この日のトップタイムを記録した。
2番手に入ったのは、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ。なお、フォース・インディアはこの日、今季シミュレーターでの作業を担当する予定のジェームズ・ロシターも走らせ、ロシターは10番手タイムを記録。ロシターにとっては、2008年にSUPER AGURIで走って以来のF1テストだったようだ。
3番手はトロ・ロッソのダニエル・リチャルド。4番手は、100周以上を走行したマーク・ウェバー(レッドブル)、5番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が入った。ヒュルケンベルグもコース上にクルマを止めたが、これは燃料切れによるものだったという。
そして、この日最も大きな注目を集めたのはメルセデスAMGでの初テストになったルイス・ハミルトン。15周を走ったハミルトンは、リアブレーキのトラブルによりクラッシュ。ハミルトンに大きなケガはなかったが、メルセデスAMGはこの日の走行を断念した。メルセデスAMGはテスト初日もトラブルのため満足に走れておらず、2日連続でトラブルに泣いたことになる。
セルジオ・ペレスはマクラーレンでの初テストになったが、81周を走行して7番手。フェラーリのフェリペ・マッサが8番手になった。9番手はウィリアムズのパストール・マルドナード、11番手はケーターハムのギド・ヴァン・デル・ガルデだった。
そして、この日にマルシャ加入が発表されたルイス・ラジアが早速走行したが、午前中にエンジントラブルが発生。その後走行を再開できず、最下位でセッションを終えることとなった。