5日(火)にスペインのヘレス・サーキットで始まったF1開幕前テスト初日のトップタイムを記録したジェンソン・バトンが、自分自身もトップタイムには驚いたと語っている。
バトンは、走り始めてすぐにトラブルのためコース上でストップ。その後、走行を再開したものの、最終的な周回数は37周のみ。しかし、バトンの記録したタイムがこの日のトップタイムになった。テスト初日を振り返り、バトンは『Autosport(オートスポーツ)』へこう話している。
「ダッシュボードを見たとき、正直言ってビックリしたよ。でも、あまり意味のあるものじゃない」
「ほかのクルマより少ない燃料で走っているドライバーもいれば、ほかよりも燃料を多くして走っているドライバーもいる。誰にも分からないことだよ。初日としては、いい感触だったけどね」
「自分がどんな風にあのタイムを出したのか分からない。去年のクルマは素晴らしかったけど、ルールが変わっているんだ。ちょっとした変更なんだけど、変わった部分はある」
「それにタイヤも変わった。コンパウンド(ゴム質)だけではなく、コンストラクション(タイヤ構造)もね」
走行開始早々にクルマが止まった理由は燃料ポンプとのことだが、心配するようなトラブルではないとバトンは続けた。
「大きな問題はないよ」
「今朝のアレがそうとも言えるかもしれないけど、クルマの感触については、対応しないといけないようなものはない」