2013年F1初のテストを終えたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、今季型マシンF138にかなりの好感触を得ている。
フェラーリは昨年、フロントサスペンションにプルロッド式を採用。大きな注目を集めたが、シーズン序盤は苦戦が続いた。最終的に、マッサのチームメートであるフェルナンド・アロンソが最終戦までタイトルを争ったものの、チーム部門、ドライバー部門ともにタイトルをレッドブルに獲得されてしまった。
しかし、5日(火)にスペインのヘレス・サーキットで始まったテストの初日を担当したマッサは、昨年よりもいい感触をクルマから得ていると『Autosport(オートスポーツ)』へ語った。
「去年と比べたら、まさに別次元だよ」
「去年はクルマを走らせるのにかなり苦戦したのを覚えている。コース上にクルマをとどめておくことに手こずったんだ。それを考えれば、今年のクルマは去年と全く違うね」
「バランスがかなり向上している。リア周り、トラクション(加速力)についてもいい方向性だと感じているよ。このコースは、リアに厳しく、タイヤの性能低下がかなり大きいんだけどね。去年とは天と地ほどの差があるよ」