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F1シート争いに敗れたペトロフ

2013年02月05日(火)20:14 pm

わずか1年でケーターハムを去ることになったビタリー・ペトロフ。ケーターハムはF1に残留する”唯一の可能性”だったという。

「チームの決定は数日前に知ったの。私たちとしては、納得するしかなかったわ」とロシアのスポーツ情報ウェブサイト『R-Sport』に語るのは、ペトロフのマネジャーであるオクサナ・コサチェンコ。ケーターハムは、ペトロフの代わりに昨年、控えドライバーだったオランダ人のギド・ヴァン・デル・ガルデを選んだのだ。

「何となくそんな予感はしていたけれどね」

これからペトロフは、テストドライバー契約を含むほかの可能性を探るという。

「ビタリーにはいくつかオファーが来ていて、F1のパドックに残れそうよ。今はとにかくビタリーにとって何が最善の道か探らなければいけない」と語るコサチェンコだが、F1以外の選択肢は“考えにくい”とのことだ。

その一方でコサチェンコは、ロシア系企業や、2014年にソチで初開催するF1ロシアGPの主催者に対する失望を隠さない。

「ソチのレースを盛り上げなければいけないときに、なぜ主催者はこんなミスをしでかしたのかしら」とコサチェンコは嘆く。どうやらレース主催者は、彼女の支援要請を却下したとみられる。

コサチェンコの恨み節は、さらに続き、次のように語った。「とにかく今のF1はお金がかかるの」

「こんなのスポーツといえないわ。ただのショーよ。最近さらに金でF1シートを買うドライバーが増えていると思う」

皮肉なことに、ペトロフ自身も2010年にF1デビューしたときは“ペイ・ドライバー”とみられていたが、コサチェンコはこれに異を唱える。「F1で3年以内に実力を発揮できたら、そのドライバーを支援する価値はあると私は信じます」

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