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ディ・レスタ「もっとコンスタントに結果を出すことが必要」

2013年02月02日(土)0:22 am

Q:2012年シーズンは誰にとっても長いシーズンでした。冬休みにのんびりする時間は持てましたか?

ディ・レスタ:この休みはちょうどいいタイミングだったよ。全20戦のカレンダーになって最初の年だった。特に昨年終盤は、連戦が3回もあって大変だったからね。充電して2013年に向けてまた集中するために、みんな休みが必要だった。

ディ・レスタ:この1か月の休みは、いろいろなことをより理解するのにいい機会だったよ。今は、新シーズンに向けてかなりいい気分だ。僕たちはまたクルマに乗り込むのが待ちきれなくて、うずうずしているものなんだ。

ディ・レスタ:冬休みは、移動続きのレース担当スタッフにとってのほうが大事なんじゃないかな。スタッフを取り巻くプレッシャーは、僕たちよりずっと大きいから。レースウィークの週末はクルマを準備するのに精神的なストレスを味わうし、いつも家族から離れているしね。

Q:今年は、どんなふうに準備に取り組んだのでしょうか。早く始めたくてうずうずしていますか?

ディ・レスタ:去年は、ジェリー・コンビー(ディ・レスタのトレーナー)と実り多いトレーニングができた。今年は、自分の体調をしっかりつかむことができて、トレーニングをするのにいいタイミングがいつなのか、気持ちの準備ができているのはいつか、体調が最高なのはいつかということをちゃんと見極めることができた。今年はそういうことをよりうまく管理することができそうだし、基礎体力のレベルも大きく上がったと思う。クルマに乗り込むのが待ちきれないし、仕事に戻りたくてうずうずしているよ。

ディ・レスタ:これからに向けて、ファクトリーの全員がいい調子だよ。人間関係の絆(きずな)も固い。体制が変わった部署もあるけれど、スタッフみんな、準備はできていると思う。クルマのデザインという点では、ルールが変わっていないから、実質、以前のクルマの進化形だ。

Q:今年、よりいい形でシーズンのスタートを切ることが、チームにとっていかに重要なのか教えてください。

ディ・レスタ:そうでなければいけないし、そうならない理由はないよ。よりいいスタートを切ろうとどの部署にもプレッシャーが掛かっていると思う。去年僕たちは低迷した。特にヨーロッパでのレースが始まる以前はね。その前にもいい結果はいくつか出したよ。雨だったマレーシア(第2戦)や、バーレーン(第4戦)では、すべてをうまくまとめて、シーズン序盤にもかかわらず素晴らしい結果を出すことができた。

ディ・レスタ:新車を発表したら、新しいクルマを理解し、それをレース用パッケージに反映させる必要がある。それがバルセロナでのテストでできるか、メルボルン(開幕戦オーストラリアGP/3月17日決勝)になるかだ。初日に走り始めた時よりクルマを速くするには、そういうことが必要なんだ。

Q:今年は、予選でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が使えるのは認められたエリアに制限されます。それでどう変わるのでしょうか?

ディ・レスタ:僕は、そのほうが安全になると思うし、ほとんどのドライバーも望んでいることだ。結局は、ダウンフォースが多いビッグチームほど有利になっていたと思う。そういうチームはダブルDRS(DRSを発展させたシステム)とかそういったシステムを開発してきたからね。それに、DRSを使える場所でも危険と紙一重だった。僕たちがDRSを閉じて走るコーナーでも、ずっと開けたままのチームもあった。

ディ・レスタ:新しいルールで、トップチームほど資金が豊富にないチームにとっても、またDRSが有効なものになるかもしれないね。結局のところ、1周の中でDRSを使ったときに速くなって、そのスイッチと追い抜きのためのギア比を選択できるようにFIA(国際自動車連盟/統括団体)が保証してくれさえすれば、それでいいんだ。それがDRSの導入された理由なんだからね。予選でパフォーマンスを向上させる装置じゃないんだ。

Q:全員、ブラジル(2012年最終戦)で2013年タイヤのプロトタイプを試しました。変わった点についてどう思いますか?

ディ・レスタ:構造が変わったタイヤは試したけれど、それは2013年のコンパウンドではなかったんだ。そこが変わる点なんだと思うよ。タイヤでクルマがどんな影響を受けるかを見るのは面白くなりそうだね。ブラジルで試した時は、路面温度が1年中で一番高かった。焼け付くような暑さだったよ! タイヤはうまく機能した。

ディ・レスタ:ピレリはこの2年間、とてもいい仕事をしているよ。タイヤはあるべき姿になっている。すり減って、新品セットを装着すると速くなるんだから! 去年は、ピットストップの回数が少なすぎるという問題が何度かあったかもしれない。もっとピットストップの回数が多くて、戦略がものを言うようなレースが見たいね。

Q:今シーズンに向けて、楽観的な気分ですか?

ディ・レスタ:本当にすごくいい気分だよ。チームスタッフたちとすごく近い関係で取り組んでいるんだ。その点は、いろいろな部署で少し変わったね。全員が、可能な限り最高の仕事をしようと努力している。

ディ・レスタ:時間をうまく管理して最高の精神状態に持っていくことも、コース上での走りやクルマのセットアップを細部までつめることも、結局はすべてパフォーマンスと結果のためなんだ。僕はチームのやり方を分かっているし、チームも僕のやり方を分かっている。それがすべてうまくはまれば、当然結果として目にすることができるんだ。とにかく必要なのは、それをもっとコンスタントにできるようにすることだね。

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