ザウバーの新しいリザーブドライバー、ロビン・フラインスに金曜日のフリー走行を担当させる可能性があるとチーム代表のモニシャ・カルテンボーンが示唆した。
昨季フォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンとなった実績を引っさげてザウバー入りした21歳のフラインスは、今週始めに「(2013年シーズンは)大してすることがない」と不満を露わにしていた。
フラインスは、母国オランダの雑誌『Formule1(フォーミュラ1)』に、チームからは冬のテスト期間中に呼ばれておらず、「金曜日のフリー走行でも使ってもらえる気配はない」と語っている。
「ザウバーにはシミュレーターもないから、シミュレーターで経験を積む事もできないんだ」とフラインスは加えた。
カルテンボーンはフラインスをかばう形でこの批判に反応した。
「ロビンはまだ若いんです。だから彼の一言ひと言を検討する必要はないと思います」
「彼が言った事は確かですが、GP2のシートがまだ見つかっていない苛立ちもあったのでしょう」
「若手ドライバー育成(プログラム)は大きな問題なのです」とカルテンボーンは続けた。
「どのチームにとってもいいのは、金曜日(のフリー走行)にリザーブドライバーを最低でも1回は走らせることでしょう」とカルテンボーンは締めくくった。