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マクラーレン、2013年F1はプルロッド式フロントサスペンションを採用

2013年02月01日(金)1:00 am

マクラーレンが、1月31日(木)に発表した2013年F1マシンMP4-28にプルロッド式フロントサスペンションを採用した。

F1などで採用されているサスペンションは、ロッド(棒)を介してスプリングやダンパーを作動させて車体の上下動を制御している。このロッドの取り付け方には大きく分けて2種類あり、ロッドがダンパーなどを押すことで作動するのがプッシュロッド式、逆にロッドがダンパーなどを引っ張る形になるのがプルロッド式だ。

プルロッド式の場合、スプリングやダンパーを車体の下部に設置するため、低重心化が図れる。そのため、近年は多くのチームがリアサスペンションにプルロッド式を採用している。しかし、プルロッドにすることで作業性が悪くなるほか、重量面でも不利になると言われる。

昨年は、フェラーリがフロントサスペンションにプルロッドを採用して話題になったが、シーズン序盤は苦戦を強いられた。

今年は技術面で大きなルール変更がないため、各チームとも完成度の高いマシンを用意してくることが予想される。その中であえて大きなデザイン変更を行ったマクラーレン。この決断が吉と出るか凶と出るか、5日(火)から始まる開幕前のテスト、そして3月17日(日)に決勝が行われるF1開幕戦オーストラリアGPでのマクラーレンに注目だ。

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