メルセデスは21日(月)、ニキ・ラウダとトト・ヴォルフが、同社が保有するF1チームの経営に参画すると発表した。
ラウダと同じくオーストリアの首都ウィーン出身のヴォルフは、昨年7月、ウィリアムズ会長に就任。しかし、すでに職を辞している。
しかしながら、そのウィリアムズは同じ21日(月)、ヴォルフはチームを離れても「株の保有を続ける」ことを明らかにした。ヴォルフが所有するウィリアムズ株は4000万ユーロ(約47億円)にのぼるとされる。
ウィリアムズのチーム代表を務めるフランク・ウィリアムズ卿は次のようにコメントしている。「メルセデスから重役のオファーが来るなんて、めったにあることじゃない」
「トトとメルセデスは長い付き合いだ。一生にいちどあるかないかのチャンスをトトが断るものか。私には、とても邪魔はできなかったよ」
メルセデスの声明によると、41歳のヴォルフは、今後もウィリアムズ株を持つ一方で、メルセデスAMGで「少数株主権を取得する」とのことだ。
またヴォルフは、「会長として(チームを)牽引」するという。
一方、ラウダが新たにどれだけのチーム株を持つかは、声明で触れられていない。