ピレリでテストドライバーを務めるルーカス・ディ・グラッシは、自身の将来がピレリ次第であると認めた。
2010年にヴァージン(現マルシャ)でシートを失って以来、ディ・グラッシはF1へタイヤを供給するピレリのテストドライバーを務めている。
今後もピレリのテストドライバーを継続するかどうかについて、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように答えた。
「現在、ピレリはF1をもう3年継続するか否か、結論を出そうとしている」
「その結論が出たあとに、方向性が決まるだろう」
「でも、それ以外に僕は3チームとテストトライバーの話し合いを行っているんだ。開発面で協力できるからね」と加えた。
また、ディ・グラッシは、2013年のピレリタイヤが昨年と大きく変わるだろうと語った。
「今年のF1タイヤは全体的に少し柔らかい。だからブリスター(オーバーヒートにより、タイヤ表面に気泡ができること)ができにくくなり、扱いやすくなると思う」
「形も路面との接地面積を増やす工夫がされている。でも、タイヤのパフォーマンスにあまり影響はない」
「だんだんタイヤへの理解を深めていて、少ないピットストップも可能になっていたけれど、今年はピットストップの回数が増えると思う」と説明した。