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元ウィリアムズ会長、ライコネンとの交渉を認める

2013年01月16日(水)14:43 pm

キミ・ライコネンが2012年に2シーズンぶりのF1復帰を果たした際、ウィリアムズを選ばなかったのは、ロータスのクルマの方が競争力があったから。

そう語るのはウィリアムズの元会長、アダム・パーだ。このたび、2011年末にライコネン獲得へ乗り出していたことを打ち明けた。しかし、交渉は決裂し、最終的にライコネンの2年ぶりとなるF1復帰先に決まったチームは、ロータスであった。

口数が少なく、ユニークな個性でファンを魅了するライコネンは、復帰1年目となった昨シーズンの第18戦F1アブダビGPで見事優勝。ドライバーズ選手権でも3位になるなど、2年間のブランクをまったく感じさせない走りで多くのファンや関係者を驚かせた。

昨年3月にウィリアムズの会長を辞任したパーは、ウィリアムズに来るようライコネンと交渉を行っていたとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に認めている。

「私は2012年、キミにウィリアムズへ来てほしかった。でも、彼に競争力のあるクルマを保証できなかった」

「キミと話したとき、彼のハングリーさと決意に感銘を受けたよ」

「とはいえ、あの時キミの力を見極めるのは難しかったし、私どもも自分たちのクルマにどれほど競争力があるのか分からなかった」とパーは当時を振り返る。

2012年のウィリアムズは、パストール・マルドナードが第5戦F1スペインGPで優勝。チームで競うコンストラクターズ選手権では8位となった。

また、ライコネンもロータスで1勝を挙げ、207ポイントを獲得するすばらしい走りを見せた。

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