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佐藤琢磨、2013年インディカーにAJフォイト・レーシングから参戦決定

2013年01月11日(金)6:59 am

2011年からアメリカのインディカー・シリーズに参戦している佐藤琢磨が、2013年に所属するチームが決まった。日本時間11日(金)未明、ホンダがエンジンを供給するAJフォイト・レーシングは2013年シーズンに琢磨をドライバーとして起用することを決め、正式に契約を結んだことを発表した。

琢磨の公式サイトによると、最終周まで優勝争いにからむものの、ウォールに接触し勝利を逃した2012年のインディ500の走りがフォイトの関心を引いたという。琢磨が身をもって示した「ノー・アタック、ノー・チャンス」という姿勢を、フォイトは高く評価している。

琢磨が参加する今季のテストは、2月に予定されている。

A.J. フォイト(チームオーナー)
「この決定をとても嬉しく思っています。琢磨の豊富な経験がチームにもたらされることを期待していますが、それと同時に、彼は勝利に向かって突き進む貪欲さを持ち合わせています。彼がどれだけ勝ちたいと思っているかは既に証明済みです」

「琢磨はロードコースでもオーバルコースでも強い、という事実は私にとってとても魅力的ですし、何よりも彼はチャレンジャーです。アメリカにやってきてからの短期間で彼は多くのことを学びました。今年、彼とともに参戦できることを楽しみにしています」

佐藤琢磨のコメント
「AJフォイト・レーシングから挑戦する2013年シーズンが楽しみで仕方ありません。昨年、チームは優れたポテンシャルを何度も示しました。ドン・ハリデイ率いるエンジニアリング・スタッフはインディカー・シリーズに参戦するチームのなかでもベストのひとつです。来月行なわれる予定のテストをとても楽しみにしています」

「AJのレーシングドライバーとしての功績は信じられないほど卓越したものです。AJは、様々なタイプのマシーン、サーキット、そして状況のなかで数え切れないほどの栄冠を勝ち取ってきました。そうした経験が、優勝を目指して挑む今年のレースでも大きな助けとなってくれるでしょう。AJならびにチームのサポートがあれば、今年は大成功を収められると期待しています」

AJ フォイト・レーシング
チームオーナーのA.J. フォイトは、インディ500、デイトナ500、ル・マン24時間耐久レースの3つを制した唯一のドライバーであり、アメリカで最も人気の高い伝説のドライバー。インディ500で4回の優勝も史上初めて達成している。93年にインディカーからの引退を決め、チームとしては1998年にケニー・ブラックがインディ500を制覇、1996年、1998年にインディカー・シリーズのタイトルを獲得した。2006年末に息子のラリー・フォイトがチームディレクターに就任して以来、エンジニアリング体制の強化を計り、更なる躍進を図っている。

(コメントは琢磨の公式ホームページより)

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