ザウバー「ペレスは条件がそろうと飛ぶように速い」
ザウバーのチームマネジャー、ベアト・ツェンダーはザウバーからマクラーレンへ移籍したセルジオ・ペレスに花向けとなる称賛を送った。
メルセデスAMGへ移籍したルイス・ハミルトンの後任ドライバーにペレスを選んだマクラーレンの決断を専門家たちが見極めようとしている中、ツェンダーは『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に対しペレスを過小評価すべきでないと述べた。
「タイヤの使い方において、ペレスには天性の才能がある」
「タイヤの良さを最大限に引き出すだけでなく、長く持たせることに関しても信じられないほどいい感覚を持っている」
「これまで幾度となく目の当たりにしてきたが、すべてがかみ合ったとき、ペレスはまさしく飛ぶように速い」
しかし、ツェンダーはペレスがこれらの技術をタイトル争いで勝つ可能性に結び付けられるかどうかは「神のみぞ知る」と答えるにとどまった。
現に『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』は、ペレスを2011年のF1デビュー当初から支えてきたザウバーの中には、ペレスが未熟で、せっかちであり、カッとしやすく一貫性に欠けていると考えている関係者もいることを報じた。
ペレスは昨シーズン、3度表彰台に上がった一方、マクラーレンへの移籍が決まってからの残り6戦を含めポイント無しのレースが13戦もあった。
ペレスの新しいボスになるマクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュは今年、ペレスがジェンソン・バトン（マクラーレン）から多くのことを吸収することを望んでいる。
「ジェンソンは1番働きやすいチームメートだと思う。正直で心が広く、快く手助けしてくれる」
「まだまだ学ぶべきことがたくさんある、とセルジオが自覚してくれることを望む」とウィットマーシュは語った。
