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「開幕戦がタイトル奪取のカギ」とフェラーリ

2013年01月07日(月)9:32 am

フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、今シーズンの開幕戦がタイトル争いに向けて非常に大切なものになると考えているようだ。

2012年シーズンは、最終的に3年連続でタイトルを獲得したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が本調子となるまで少し時間がかかったものの、ドライバーズタイトルとチームタイトルのどちらもレッドブルに続く2番手で終わってしまったフェラーリは、開幕当初クルマの性能が思ったほどでなく、非常に厳しい状況で開幕を迎えていた。もし開幕当初からシーズン中盤以降に見せたようなパフォーマンスを発揮できていれば、2012年はまた別の形で終わっていたかもしれない。

だが、ドメニカリは、大幅なルール変更が行われる2014年を目の前に控えていることで、今シーズンの戦いにおける力関係は違ったものになるだろうと、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「今季は最初の数レースで決まってしまうだろう」

「各チームは2013年シーズンのための仕事をし、それから2014年に向けた準備に移らなくてはならない」

「私は、この切り替え時期は7月になると思う。だから、今シーズンをうまくスタートさせる必要があるんだ」

2014年からの新ルールでは、現行のV8エンジンからV6ターボエンジンへの移行が最も大きなものとなるが、これに関してウィリアムズのテクニカルディレクターであるマイク・コフランも『Sun(サン)』紙に対し、「非常に大きな変化だ」と語り、さらに次のように続けている。

「2013年シーズンを戦うことと、翌年の準備の両方に完全に集中できるチームはほとんどないだろうね」

だが、ドメニカリは2012年に失敗に終わっていた部分を今季はうまくやれる自信がある、と次のように続けた。

「去年のへレスでのテストのようなことは、今年はもう起こらないよ」

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