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レッドブルはベッテルびいきとフェラーリ

2012年12月28日(金)13:33 pm

ドライバーに明白な序列をつけることで知られるフェラーリでチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリが、レッドブルのドライバーにも序列が存在すると明かしている。

フェラーリがひとりのドライバーを優先していることは誰もが知るところだ。現在、フェラーリのナンバー1ドライバーはフェルナンド・アロンソであり、フェリペ・マッサはナンバー2ドライバー。かつてミハエル・シューマッハがフェラーリで黄金時代を築いたことには、ルーベンス・バリチェロがレース終了直前にシューマッハへ優勝を譲ったこともある。

2012年の第19戦F1アメリカGPでも、フェラーリはナンバー1ドライバーを有利にするため、ナンバー2ドライバーに不利な状況を作っていた。アロンソのスタート位置を変えるために、マッサのギアボックスの封印を破り、あえて5グリッド降格ペナルティーを受けたのである。

あからさまに一方のドライバーをひいきするやり方は批判されることも多いが、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは「誰がなんと言おうと、われわれは気にしないよ」と、『Marca(マルカ)』に強気な発言をしている。

「ほかのチームは、このやり方を批判しながら隠れてドライバーをひいきしているんだ」

このモンテゼモーロ会長と同じ見解を、チーム代表のドメニカリも述べた。

「マーク・ウェバー(レッドブル)のクルマに何度もトラブルが起きるのはなぜなんだろうね? 答えは簡単、いい結果が出ているドライバー(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)にいいパーツが渡るからだ」

「それは普通のことだし、論理的だと思うから私たちも何も言わない」

「ほかのチームのことに口を出すのは好きじゃないけれど、どうやらみんなはフェラーリについていろいろ言うのが好きみたいだ」

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