HRTが清算手続きを進めている中、F1の最高権威バーニー・エクレストンはチームがひとつ減る事を歓迎している。
エクレストンは『Reuters(ロイター通信)』に「本当は10チームがいいんだ。そもそも12チームも欲しくなかったんだ」と語っている。
HRTが消滅した場合、2013年F1シーズンは11チームが出走することになる。ところが、常に後方を走っているマルシャが、ただひとつ新しいコンコルド協定(※)に合意していない事が最近判明した。
エクレストンは、「10チームなら、いろいろやりやすいんだ。興行主にも、移動にもね」と述べ、さらにもう1チーム減らしたがっていることを示唆している。
また、清算に入っていると言われているHRT復帰のために、誰かが援助を買って出る事は考えにくいと思っているようで、「誰もそんな事したいとは思わないんじゃないかな」と語っている。
※コンコルド協定とは、F1チームとF1の最高権威者であるバーニー・エクレストン、そして統括団体FIA(国際自動車連盟)によって結ばれている協定で、F1チームに対する収益分配やF1の運営方法に関することが規定されている。