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ペレスは「お子さま」

2012年12月12日(水)12:26 pm

元マクラーレンのチームコーディネーター、ジョー・ラミレスは、2013年からマクラーレン入りするセルジオ・ペレス(ザウバー)が今のうちにマスコミへの対応を学ぶべきだと述べている。

2001年に引退するまで長年にわたってマクラーレンで働いたラミレスは現在71歳。自身と同じくメキシコ出身である22歳のペレスにとって、ラミレスは友人であると同時にF1界の良き助言者でもある。ペレスのマクラーレン移籍に関して、ラミレスはただならぬ関心を寄せていた。

ラミレスいわく、ペレスがまだ10代だったころ、ペレスをマクラーレンの首脳陣に紹介したのはほかならぬラミレス自身であった。そして今、マクラーレンはメルセデスAMGへの移籍が決まったルイス・ハミルトン(マクラーレン)の後任ドライバーにペレスを選んだ。

ラミレスは、ペレスを獲得するようマクラーレンを説得したのは自分だったと語っている。

「ルイスがマクラーレンに対して不満を抱いており、(前マクラーレンチーム代表でハミルトンの恩師でもある)ロン・デニスとの関係もうまくいっていないと耳にしたとき、すぐさまセルジオの才能を高く買っていたマーティン(ウィットマーシュ/マクラーレンチーム代表)にメール攻撃を仕掛けたのさ」とラミレスは当時を振り返った。

そんなラミレスも、ペレスには「子供じみた」面があると認めており、『The Sun(サン)』へ次のように話した。

「(ペレスは)ドライバーとしては自信に満ちているが、メディアが苦手だ。とりわけマクラーレンのようなチームに行くのだから、そこは大いに学んでもらわないとね」

現にペレスは今季、チームの正式な発表に先駆けてザウバーのテスト兼リザーブドライバーだったエステバン・グティエレスが自分の後任ドライバーに就くとうっかりメディアに口を滑らし、話題になっていた。

内部関係者のみならず、マクラーレンのチーム代表ウィットマーシュでさえペレスは学ぶべきことがたくさんあると認めている。

ラミレスは「メディア関係者を目にするやいなや、ペレスは逃げ出す。まずはこれを克服しないと。マクラーレンのようなチームでは、メディアへの良い対応が求められるからね」と語り、ビッグチームの名に恥じない対応をペレスに求めた。

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