ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

フォルクスワーゲン、2013年WRC参戦体制を発表

2012年12月10日(月)18:24 pm

フォルクスワーゲンが、モナコで2013年WRC(世界ラリー選手権)の参戦車両と参戦体制を発表した。

フォルクスワーゲン「ポロR WRC 2013」写真ギャラリー全12枚

参戦初年度となる2013年のドライバーは、セバスチャン・オジエと、ヤリ‐マティ・ラトバラ(フィンランド)。さらに、若手有望株のアンドレアス・ミケルセンもスポットで3台目の「ポロ R WRC 2013」を走らせる。

「ポロ R WRC 2013」は約2年間をかけて開発を行い、間もなくWRCの出場に必要なホモロゲーション(承認)を取得する予定。マシンの開発は「ダカール・ラリー」で3年連続の優勝を果たしたフォルクスワーゲン・モータースポーツのエンジニアが中心となって行い、元F1テクニカルディレクターであるウィリー・ランプ指導により進められた。フォルクスワーゲンは、2013年のWRC開幕戦「ラリー・モンテカルロ」に向けて、引き続き開発作業とテストを行う。

フォルクスワーゲン ブランド研究開発担当取締役: Dr.ウルリヒ ハッケンベルク
「本日、ラリー・モンテカルロの舞台となるモナコ公国で、われわれの参戦体制およびポロ R WRC 2013を発表できることを大変うれしく思います。フォルクスワーゲンにとって WRC参戦は、自分たちの製品と技術を世界中の方々に広く知っていただく最高の機会です。ラリーカーのエンジンは、排気量1.6 リッターの直噴ターボ。小さなエンジンから大きなパワーを引き出す技術は、まさに私たちが TSIなどの市販エンジンで実践しているものです。環境性能に優れたエンジンを、市販車をベースとする車体に搭載し、世界中の国々、路面で走行するWRCは、フォルクスワーゲンにとって理想に極めて近いモータースポーツです。われわれは新規参入メーカーではありますが、WRC と深くかかわり、この素晴らしいモータースポーツを大いに盛り上げていきたいと考えています」

セバスチャン・オジェ
「フォルクスワーゲンのドライバーとして、モナコ公国という素晴らしい場所で参戦体制発表会に参加できたことをうれしく思います。私は 2011年の終盤からチームの一員としてポロ R WRC 2013の開発を手伝ってきました。有能なスタッフのおかげで開発は順調にすすみ、素晴らしいマシンに仕上がりつつあります。しかし来シーズンの開幕戦ラリー・モンテカルロでは優勝よりもラリーをきちんと走りきることの方が重要です。ヤリ‐マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンという強力なチームメートとともに、じっくりと腰を据えて WRC を戦っていくつもりです」

ヤリ‐マティ・ラトバラ
「フォルクスワーゲンという、世界を代表する自動車メーカーのドライバーとして2013年のWRCに参戦することが決まりとても幸せな気分です。先日、初めてステアリングを握ったポロ R WRC 2013はフィーリングが素晴らしく、素性の良いマシンだと思いました。もちろんこれからまだ改善すべき点もいくつかあります。私がWRCで培ってきた経験を生かし、チームメートと協力しながらさらに戦闘力の高いマシンに仕上げていきたいと思います」

■「ポロ R WRC 2013」について
約17カ月という時間をかけて開発された「ポロ R WRC 2013」は、市販車をベースに4WDシステムを組み込み、フロントには直列4気筒、1.6リッターの直噴ターボエンジンを搭載。直径33mmの吸気リストリクターを装着するし、マシン間における性能差を少なくする。

ボディーは1820mmの規定ギリギリまで拡幅しており、タイヤを収めるために大型のフェンダーを装着。サスペンションストロークを確保しあらゆる路面でのグリップ力と走破性を高めている。また空力付加物も装着可能で、リヤには大型のウイングを装備しており、高速走行時の操縦安定性を向上させた。サイドウインドなど一部の部品では樹脂素材への置換も可能となっており、車両の軽量化に大きく貢献している。

内装はすべて取り払われ、走るために必要な機能のみが残されている。メーター類はすべてモニター表示とされ、ステアリング上にさまざまなスイッチが移植されている。規定により6速シーケンシャルトランスミッションはマニュアルでの操作となっているため、ドライバーはフロアから伸びたシフトレバーを前後に操作し変速を行う。また、ラリーではハンドブレーキを方向転換のために使用するケースが多いため、手に取りやすい位置に延長されている。

■「ポロ R WRC 2013」主要諸元
<エンジン>

エンジン形式:直列4気筒+直噴ターボ
排気量:1,600cc
最高出力:232kW(315hp)/6,250rpm
最大トルク:425Nm/5,000rpm
吸気リストリクター:33mm
ECU:ボッシュ製
<駆動系>
ギヤボックス:シーケンシャル6速
<シャシー/サスペンション>
サスペンション形式: マクファーソンストラット(前後)
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク+アルミ4ポッドキャリパー
(ターマック):355mm(前)、300mm(後)
(グラベル):300mm(前後)
ホイール(ターマック): 8×18インチ
ホイール(グラベル):7×15インチ
タイヤ:ミシュラン製
<車両寸法、車両重量>
全長:3,976mm
全幅:1,820mm
全高:1,356mm
トレッド:1,610mm
ホイールベース:2,480mm
最低重量:1,200kg
<パフォーマンス>
0-100km/h:3.9 秒
最高速度:200km/h(ギアレシオによる)

■2013 年参戦スケジュール
フォルクスワーゲン・チームは2013年に開催されるWRC13戦の全戦に出場を予定しています。
第1戦:1月20日 モンテカルロ
第2戦:2月10日 スウェーデン
第3戦:3月10日 メキシコ
第4戦:4月14日 ポルトガル
第5戦:5月5日 アルゼンチン
第6戦:6月2日 アクロポリス(ギリシャ)
第7戦:6月23日 イタリア
第8戦:8月4日 フィンランド
第9戦:8月25日 ドイツ
第10戦:9月15日 オーストラリア
第11戦:10月6日 フランス
第12戦:10月27日 スペイン
第13戦:11月17日 イギリス
*日付はラリー週の日曜日の日付。各イベントの詳細スケジュールはイベント主催者の確定待ち。

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