レッドブルはフェラーリに比肩する「神話的地位」を築いている「最中」である。
こう語ったのは、3年連続F1世界チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だ。
フェラーリ移籍のうわさが絶えないベッテルであるが、ドイツのスポーツ誌『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対してこう話している。
「フェラーリとメルセデスには偉大な歴史と神話的地位があることは間違いない」
「でも僕たちレッドブルだって、同様の道をしっかりと進んでいるんだ。その実現を僕たちの目標にしないとね」
しかし過去3度F1タイトルを獲得したことのあるニキ・ラウダは、ベッテルの移籍を予想しているようで、『CNN』に対して次のように語った。
「やがて彼はどこかに移籍するだろう」
「それが普通さ。どんなスキーヤーだって、毎年スキー板を変更する。人生において、一度は車を買い替えなくてはならなくなるのと一緒だよ」
ただしかつてルノーのチーム責任者を務めたフラビオ・ブリアトーレは、ベッテルがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のチームメートになることに懐疑的だ。
『Rai(イタリア放送協会)』の取材に対し「それは完全な夢物語だよ」と前置きをした上で、「もしそうなったら、それは悲惨な結果にしかならないだろうね」とブリアトーレは締めくくった。