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2012年F1、決勝での最速マシンは?

2012年12月07日(金)14:00 pm

専門家の分析によると、マクラーレンが2012年シーズンを通して最速のマシンを走らせていたようだ。

ドイツの雑誌『Speed Week(スピードウィーク)』によると、年間タイトルこそレッドブルとフェラーリが争ったものの、全20戦のラップタイムの平均値を計算すると、マクラーレンが最速であるという結果が出た。

また、全レースの最速ラップタイムの平均と比べるとマクラーレンの平均ラップタイムはなんと0.18秒しか違わない。

今年の年間チャンピオンで、最速のマシンと言われ続けてきたレッドブルは少し遅れて0.38秒差。その後にロータスが0.7秒差で続く。最後までタイトル争いに絡み、総合2位となったフェラーリは0.75秒差で4位だった。

「この結果は、全体で4番目に速いクルマでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がチャンピオンまであと一歩というところまで迫ったという事を意味している」と、この記事は締めくくった。

最速のマシンを持っていたマクラーレンは2012年シーズンに7勝しており、レッドブルも同様に7勝、アロンソは3勝している。マクラーレンのドライバー、ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンはそれぞれ最終2戦のアメリカとブラジルで優勝した。

「僕らはいつものように冬の間に向上しておかなくてはいけない。レッドブルとフェラーリも同じように全力を尽くしてくる。追いつこうとしているメルセデスAMGやロータスもしかりだ」とマクラーレンのスポーティングディレクターであるサム・マイケルはイギリス紙『the Sun(サン)』に語っている。

「冬の間いい準備をして、初戦から力を発揮する自信はあるよ。(開幕戦オーストラリアGPのある)メルボルンでは勝ちにいくよ」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』による別の分析では、もし2012年シーズンを半分に分けたとしても、マクラーレンのドライバーはどちらの半分でもチャンピオンどころか2位にさえなれなかったという。

このシミュレーションによると、最初の10レースは、アロンソがレッドブルのマーク・ウェバーに40ポイント差をつけて勝利し、最後の10レースではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が逆に45ポイント差をつけてアロンソに勝っている。

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