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シューマッハのラストレースを非難する元ボスのブリアトーレ

2012年12月07日(金)14:18 pm

フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロは、今シーズン限りでF1から引退するミハエル・シューマッハが最終戦F1ブラジルGPで見せたキャリアの幕の引き方に対して否定的な意見を述べていたが、シューマッハの元ボスであるフラビオ・ブリアトーレもモンテゼモーロの意見に賛成している。

1991年にF1デビューを飾り、2006年に最初の引退をするまでの間、シューマッハはF1の通算勝利数や王座獲得回数などをことごとく塗り替え、前人未到の成功を収めた。特にフェラーリでは5年連続でタイトルを獲得し、引退後はアドバイザーも務めるなど深いつながりを持っていた。

しかし、2010年にF1へ復帰したシューマッハはメルセデスGP(現メルセデスAMG)のドライバーとなった。そして、今シーズンの最終戦ブラジルGPで、同じドイツ出身で友人でもあるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にあっさりと順位を譲る場面があった。

ベッテルはフェラーリのフェルナンド・アロンソと激しいチャンピオン争いを繰り広げ、最終的にベッテルがアロンソを3ポイント上回って、3年連続でF1王者となっている。

「ミハエル・シューマッハには、もう少し違う最後のレースを期待していた」とモンテゼモーロは先週認めた。

そして、モンテゼモーロと同じイタリア人であるブリアトーレもその意見に賛成している。ブリアトーレもまた、1990年代にシューマッハとベネトン(現ロータス)で共に戦った過去がある。シューマッハが初めてタイトルを獲得したのは1994年で、その翌年の1995年もF1を制覇した。その時に所属していたチームが、ブリアトーレ率いるベネトンだった。

そのブリアトーレは「彼(シューマッハ)のブラジルでの行動は良くないね」と指摘。さらにこう続けた。

「彼はレッドブルがフェラーリを破ることを望んでいた」

そして、レッドブルでベッテルのチームメートを務めているマーク・ウェバーを引き合いに出し、「唯一フェラーリの援護をしたのは、ウェバーただ一人だ」と付け加えた。ちなみに、ウェバーのマネジメントを受け持っているのはブリアトーレだ。

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