三菱、ロシアで現地生産の新型SUV「アウトランダー」を出荷開始

2012年12月05日(水)22:09 pm

三菱自動車は、ロシア・モスクワ市の南西180キロメートルに位置するカルーガ州にあるPSAプジョー・シトロエン社(所在地:フランス・パリ市)とのロシア合弁車両組立工場であるPCMA Rus(ピーシーエムエー・ルス、所在地:ロシア・カルーガ州)で生産した新型SUV「アウトランダー」の出荷を12月3日(月)から開始したことを発表した。

PCMA Rus工場は2010年4月より稼働を開始し、これまでにプジョーおよびシトロエンブランドのCセグメントセダンや、三菱ブランドの中型SUV「アウトランダー」などのSKD生産を行ってきていた。SKDとはSemi Knock Downの略で、完成車両に近い状態で部品・コンポーネンツを供給し、工場で最終組み立てのみを行い車両を完成させる生産方式のことだ。

そして、2012年7月にはプジョーブランドのCセグメントセダン「408」を、車両組み立て用の部品を部品単位で供給し、工場で溶接・塗装・組み立てを行う生産方式であるCKD(Complete Knock Down)方式による本格生産を開始したほか、この11月からは三菱自動車の新型アウトランダーの本格生産も開始していた。さらに、来年にはシトロエンブランド車両に続き、三菱ブランド「パジェロスポーツ」の生産を順次開始する計画としている。

新型アウトランダーは、すでに本年7月より、日本製の輸入完成車としてロシア市場に投入されているが、三菱では、今回の現地生産車両の出荷開始を契機としてロシアにおけるアウトランダーの拡販に一層注力するとともに、現地生産体制を活用しロシア事業をより一層強固なものとしたいとしている。

<PCMA Rus工場の概要>
所在地:ロシア・カルーガ州
位置:モスクワ南西180キロメートル
敷地面積:約145ヘクタール
工場概要:完成車工場(溶接工程、塗装工程、組み立て工程)
生産能力:12万5,000台/年
生産車種:プジョーおよびシトロエンブランドのCセグメントセダン、三菱の中型SUV
工場投資額:5億5,000万ユーロ(約593億円)
従業員数:約2,500名(2013年末予定)

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