マクラーレン・オートモーティブは、同社が2011年に発売を開始したスーパーカー「12C」が、「ミドル・イースト・モーター・アワーズ」において、「ベスト・スーパーカー賞」並びに、「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。
「ミドル・イースト・モーター・アワーズ」は、中東地域においてもっとも権威ある自動車賞として知られており、9か国から選出された著名な自動車ジャーナリスト17名による投票で賞が決定されるものだ。
「12C」はまず、「ベスト・スーパーカー賞」に選出されるとともに、世界のトップクラスのスーパーカーなどを含む、全17カテゴリーにおよぶ約50台の候補車両の中から、最高賞である「カー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれている。
表彰式のあいさつに立った主催者のシャルージャ・エキスポセンター事務局長サイーフ・アル・ミドファは、「12Cは大差をもってカー・オブ・ザ・イヤーに選出された。このマクラーレンのデビューモデルは衝撃的なクルマであり、自動車ファンであれば誰しもが所有したいと望むクルマだ」と述べた。
また、マクラーレン・オートモーティブの中東・アフリカ地域責任者であるマーク・ハリソンは、「われわれが高級スポーツカーメーカーとして初めて参入した年に、ベスト・スーパーカー賞を受賞できたことは素晴らしい成果だ。だが、カー・オブ・ザ・イヤーまで受賞できるとは信じられない思いだ」と語っている。
この12Cは、正式には「MP4-12C」と名付けられたモデルで、強靭かつ軽量な一体成型によるカーボンシャシーに、最高出力600 PS (441kW)、最大トルク600 Nm(61kgm)/3000-7000rpmを発生する3.8リッターV8ツインターボエンジンが搭載され、最高速度は時速330km、0-100km/hはわずか3.3秒で到達するという、世界でも屈指のパフォーマンスを誇るスーパーカーだ。
すでに発売開始以来、1000台以上が販売されているが、そのうち100台以上が中東地域で売れているという。