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可夢偉、コバライネン、グロジャン。ロータスの残り1席は誰のものに?

2012年11月29日(木)20:48 pm

ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)が、速さはあるものの一貫性に欠けるロメ・グロジャン(ロータス)の後任候補に挙げられているとコバライネンの母国フィンランドのテレビ局『MTV3』が報じている。

ドライバーとしての評価が高いコバライネンだが、現在の所属先であるケーターハムがペイドライバー(資金を持ち込むことでシートを得るドライバー)のギド・ヴァン・デル・ガルデとの契約を視野に入れているため、目下2013年シーズンの所属先を模索中である。

しかし、2012年に幾度となくレース中のアクシデントを引き起こしたグロジャンの続投にロータスが慎重であるとはいえ、『MTV』はコバライネンよりグロジャンのほうが来季のキミ・ライコネン(ロータス)のチームメートになる可能性が高いと認めている。

ただ、ドイツのモータースポーツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト )』は、ロータスが真剣にグロジャンの放出を考えているという報道の裏に真実が隠されていると指摘する。

「大方の予想では、(ロータスのチーム代表である)ジェラルド・ロペスが、グロジャンのスポンサーであるトタルに増資を要求するとみられている」

「しかし、トタル側もグロジャンから被害を被(こうむ)っている。フランスの石油会社であるトタルは、一般公道での交通安全キャンペーンを行っているが、“クラッシュドライバー”が定着してしまったグロジャンが顔だと、説得力が無くなってしまう」

また、ロータスは安定性に定評のある小林可夢偉(ザウバー)の獲得も検討していると報じられた。ロータスはすでにキミ・ライコネンの残留を発表していることから、残るシートはあと1つ。可夢偉、グロジャン、コバライネンの誰が手にするのか、チーム側からの正式発表があるまで目が離せない。

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