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ベッテルの追い抜きに違反なし

2012年11月27日(火)11:22 am

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が3年連続F1チャンピオンに輝いたあとも、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とフェラーリのファンは僅かな希望を抱いていた。

インテルラゴス・サーキットで行われたF1ブラジルGP(11月25日決勝)であるが、その決勝において撮影されたビデオのリプレイ映像中に、黄旗区間でベッテルが小林可夢偉(ザウバー)を追い抜いたように見えるシーンがあった。

しかし、この行為がレース中に審議対象となることはなく、オフィシャルが気付いていなかったのではとの疑惑が持ち上がったのだ。

今回のレースをアロンソは2位でベッテルは6位で終えたため、結果的に3ポイント差でベッテルがF1王者に輝いたものの、ベッテルが8位降格となった場合アロンソがベッテルを1ポイント上回ることから、決勝後このベッテルの行為に関心が集まったというわけである。

表彰台でのセレモニー終了後、アロンソは「黄旗に関して、どんな情報も入ってきてはいない」と報道陣に対して語った。

なおアロンソによれば、ベッテルの追い抜きがルール違反である可能性が高いとの情報は、レース勝者のジェンソン・バトン(マクラーレン)によってもたらされたという。

またアロンソは「黄旗問題を聞かされたとき、そこには確かに一種の希望のようなものが生じたよ。でもすぐにそれは真実ではないと思った」とも認めている。

このアロンソの言葉を裏付けるかのように、問題の映像で振られていた旗はドライバーに対して路面コンディションへの注意を喚起する黄色と赤のフラッグであったと、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライが明かした。

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