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グロジャン「インテルラゴスのすべてが好き」

2012年11月23日(金)10:44 am

ロータスのロメ・グロジャンが、サンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われるF1ブラジルGP(11月25日決勝/最終戦)に向けて意気込みを語った。

Q:インテルラゴスについて。まず、このコースはお好きですか?

グロジャン:素晴らしいサーキットだよ。僕の運転スタイルに合っていて、何もかも好きだ。レースが楽しみだよ。

Q:相性の点ではE20(ロータスの2012年型車)も引けを取らないかもしれませんね。インテルラゴスの天候やレイアウトとピッタリに違いありません。少なくとも、そう信じたいですよね! サーキットのどのあたりが一番のお気に入りですか?

グロジャン:すべてさ! 高低差がおもしろい。どうしてもインテルラゴスで一番好きな部分を上げるとすれば、第一コーナーと最終コーナーだな。ものすごい高速で、F1ドライバーとして腕がなるよ! 古いタイプのサーキットだからかな、ココってひとつのところは決められないんだ。すべてが好きだ。

Q:標高と関係するからでしょうか、サンパウロでは常に天気が話題にのぼります。今週末はどのように臨みますか?

グロジャン:天気と標高は僕らが変えられるものじゃないしね。ぶっちゃけて言えば、なるようにしかならないよ。しっかり作戦を組み立てて、状況に応じて正しいタイヤ選択を心がけるしかないね。幸いブラジルは僕らヨーロッパ人の生活時間帯に近いし、家に帰っても時差ボケはさほどつらくないんだ!

Q:先週末のアメリカGPは、盛り上がるレース展開でしたね。とりわけ、キミ(ライコネン/チームメート)とミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)を同時に抜いたのは、すごかったですよ。

グロジャン:そうだね、2人合わせて8度のF1タイトル経験者を一度に抜かしたんだから、気分悪いわけがないよ! キミが第11コーナーでミハエルに仕掛けたところ、出口でもたついてしまった。逆に僕はうまく加速に乗れたんだ。

グロジャン:さらに、ミハエルがキミを右側に押しやったもんだから、左側がガラ空きになったというわけ。今年の「うまく追い越したで賞」はもらえないかもしれないけど、あれは僕にとって千載一遇のチャンスだった。あの時、テレビ映りもかなり良かったらしいね。僕はそう聞いているよ。全体的にレースの流れはよかったね。マシンも速かった。ただ、フォース・インディアの1台に詰まったときと、7周目にスピンしたのはイラッと来たけど。

Q:ギアボックス交換で5グリッド降格のペナルティーを受けましたが、焦りは感じましたか?

グロジャン:それが不思議なことに、あまり気にならなかったんだ。しっかり仕事していたからだろうね。ちゃんとばん回できたし。起きたことはしょうがない。僕らはしっかり予選に集中してた。とにかくシーズン序盤の調子に戻そうとがんばったよ。それがうまく行った。

Q:7周目のスピンが無ければ、また違ったレース展開になったと思いますか?

グロジャン:あれは計算外だった。スピンから立ち直って前の集団を追い越すのが大変だったよ。でも僕はやれると信じてた。走りのペースを確立すること。あらゆる点でマシンを注意深く取り扱うこと。タイヤの限界を超えないよういたわること! そんなレースがアメリカGPでやれて、いっそう調子を上げた感じがする。そんな予選と決勝の速さをブラジルでも出せたらいいな。

Q:事故を起こさないよう前後左右の動きにビクビクしていたときのあなたとは大違いですね。

グロジャン:少しでも事故の可能性があるとき、慎重すぎるくらい慎重になってしまうことがある。それはかえって逆効果だと僕は学んだ。一歩サーキットに足を踏み入れたら、僕らはみなレーサーだ。扱いやすいヤツなんて評判は立てられたくない。僕はサーキットでドアを開けて待ってるほどお人よしでないよ。順位を上げるためだったら何でもする。そこで僕ははっきり意思表示をしたんだ。ドアは開けてあげないよってね。だって僕はレーサーだもの。

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