このほどメルセデス・ベンツは、アブダビの投資会社アーバルからメルセデスAMG株の40%を取得、同チームを再び完全支配下に置いた。
去る4月、アーバル社がF1チームのメルセデスAMGから手を引く方針であることが伝えられた。当時からアーバル社は、メルセデスAMGを含むダイムラーAG(メルセデス・ベンツなどのブランドを保有)との関係を解消する方向で動いていたのだ。
メルセデス・ベンツがアーバル所有のF1チーム株式を買い戻したニュースは、『Bloomberg(ブルームバーグ)』と『Reuters(ロイター通信)』が伝えている。
両社の広報とも取引の事実を認めたが、その金額については明言を避けた。
最近、非常勤の会長としてチームに迎え入れられたニキ・ラウダは、今もアーバルのロゴが入ったトレードマークの赤い野球帽を被っている。