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「シューマッハは今でもF1史上最高」とマリオ・アンドレッティ

元F1王者のマリオ・アンドレッティは、シューマッハの3年間にわたる現役復帰は成功であるととらえている。その理由は、シューマッハがレースを楽しんでいるからだ。

1978年にF1王者となったアンドレッティは、F1アメリカGP決勝が開催された19日（日）に「彼（シューマッハ）がレースに対してのよろこびと愛情を失ったことなど、一度たりともない」と語っている。

「それこそ、私が一番感心していることだ」と72歳のアンドレッティは付け加えた。

シューマッハは1991年にF1デビューを果たしてから2006年に一度F1を引退するまでの間に、通算91勝、7度のF1タイトル獲得という前人未到の記録を打ち立てた。そして、最初の引退から3年後の2010年に、メルセデスGP（現メルセデスAMG）のドライバーとしてF1に復帰した。

しかし、以前のような輝かしい成績を手にすることはできていない。今回のアメリカGPも、予選は6位と上位につけたものの、最終的な結果は16位に沈んでしまっている。そんなシューマッハも、今週末のブラジルGP（11月26日決勝）がいよいよ最後のレースとなる。

『SID通信』は「もちろん、彼の現役復帰が大成功だったとは言えない。だが、大事なことは、彼が楽しんでいるということだ」というアンドレッティのコメントを掲載している。

そして、「もし彼が本当にこれを最後に引退するのであれば、寂しいね。彼は今でもF1史上最高だ」とアンドレッティは付け加えた。