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レッドブル代表、ビルヌーブから批判を受けたベッテルを擁護

2012年11月19日(月)21:03 pm

元世界チャンピオンのジャック・ビルヌーブから「子供みたいだ」と批判を受けたレッドブルのセバスチャン・ベッテルをチーム代表のクリスチャン・ホーナーが擁護した。

ビルヌーブは先週、現在2012年の年間タイトルを争っているベッテルとフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のふたりを比べて、プレッシャーがかかっても冷静だと言う理由で、アロンソを応援していると話していた。

思ったことを気にせず言うビルヌーブが、プレッシャーを受けた時のベッテルは「子どもみたいだ」と発言した事について聞かれると、ホーナーは「正直なところ、ジャックがなぜあのようなことを言ったのかは理解できないんだ」と答えている。

『Die Welt(ディー・ヴェルト)』の記者は、ベッテルがナレイン・カーティケヤン(HRT)を「馬鹿者」呼ばわりをしたり、マシントラブルでリタイアした後にグローブを投げ捨てたりした行為をビルヌーブは指しているのではないかと説明すると、ホーナーは次のように答えた。

「セバスチャン(ベッテル)は感情豊かな人間なんだ、そしてその感情を表現する。それにあれだけストレスのかかる状況では普通の事じゃないかな、感情の方が勝ってしまうのさ。そうじゃなかったら人間じゃないよ」

しかし、予選で圧倒的な差を付けてポールポジションから逃げ切るベッテルのスタイルを、マシンのおかげで勝っていると批判される事も多い。

ビルヌーブは、F1アブダビGP(11月4日決勝)でベッテルが最後尾から追い上げる間に起こしたミスが「子どもみたい」なことを証明していると言うが、ホーナーはそれに対して「アブダビでは、ベッテルの実力を疑う人々にさえ、彼が偉大なレーサーだという事を証明したんだ。あれは私が見た中でもトップクラスの走りだった」

ホーナーは、F1出走100戦目を迎え、3年連続世界チャンピオンを狙う弱冠25歳のベッテルは、これからまだまだ良くなるばかりだ」と語る。

「フェルナンド(アロンソ)は31歳で、アスリートとしてはピークに達しているだろう。しかし、セバスチャン(ベッテル)はその年齢にはまだほど遠い。ドライバーとしても人間としてもまだ成長しているんだよ」とホーナーは説明した。

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